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令和 3年 6月29日区民委員会-06月29日-01号
令和 3年 6月29日総務委員会-06月29日-01号

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  1. 足立区議会 2021-06-29
    令和 3年 6月29日総務委員会-06月29日-01号


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    最終取得日: 2023-04-16
    令和 3年 6月29日総務委員会-06月29日-01号令和 3年 6月29日総務委員会       午前9時58分開会 ○渡辺ひであき 委員長  皆さんおはようございます。定刻前でございますが、全員おそろいですので、ただいまから総務委員会を開会いたします。 ○渡辺ひであき 委員長  記録署名員の指名の前に私から申し上げます。  諸事情を鑑み、委員会運営に円滑な御協力を何とぞよろしくお願いいたします。  記録署名員を御指名させていただきます。  せぬま委員、くぼた委員、よろしくお願いをいたします。 ○渡辺ひであき 委員長  次に、管理職の紹介を議題といたします。  管理職の紹介につきましては、御手元に資料を配付いたしましたので、紹介に代えさせていただきます。 ○渡辺ひであき 委員長  次に、所管事項を議題といたします。
     所管事項につきましては、御手元に資料を配付いたしましたので、説明に代えさせていただきます。 ○渡辺ひであき 委員長  次に、議案の審査を議題といたします。  (1)第52号議案 令和3年度足立区一般会計補正予算(第4号)、(2)第53号議案 令和3年度足立区国民健康保険特別会計補正予算(第1号)、(3)第54号議案 令和3年度足立区介護保険特別会計補正予算(第1号)、以上3議案を一括議題といたします。  執行機関の説明を求めます。 ◎政策経営部長 それでは、補正予算の概要について御説明をさせていただきます。  資料の1ページを御覧ください。  令和3年度各会計別補正予算(案)概要でございます。  一般会計は、第4号補正で12億6,700万円余の増額となっております。  国民健康保険特別会計が、第1号補正で1,270万円余の増額、介護保険特別会計が、第1号補正で99万4,000円の増額でございます。  後期高齢者医療特別会計につきましては、補正はございません。  2ページを御覧ください。歳入予算款別表でございます。主なものを御説明いたします。  15番、国庫支出金で3億3,600万円余の増額、19番、繰入金で8億3,000万円余の増額となっております。  5ページからが歳出の概要となっております。主なものを御説明いたします。  5ページ、総務費でございます。4億9,000万円余の増額です。これは、2番の電子計算組織管理運営事務における小・中学校タブレット端末持ち帰り設計構築による増などが主な要因となっております。  6ページ、環境衛生費になります。2億9,900万円余の増額でございます。これは、7ページにあります3番の感染症予防・患者医療費公費負担事業における新型コロナウイルス感染症の入院患者数の増加に伴う、医療費公費負担分の増が主な要因となっております。  7ページです。教育費2億2,900万円の増額でございます。これは、1番の教育政策管理事務における全児童・生徒のタブレット端末の家庭への持ち帰り実施に伴う、通信環境のない家庭の通信料負担による増などが主な要因となっております。  なお、2番の教育課題解決の取組事務における小・中学校のオリンピックパラリンピック観戦のための交通費につきましては、今般、教育委員会で観戦しないことが決まりましたので、本補正がお認めいただけた場合は、交通費増額分は、今後、減額補正を計上させていただく予定でございます。  続きまして、8ページが各会計別の主要事業概要でございます。  9ページが、債務負担行為補正一般会計追加分3件、変更分2件でございます。  10ページは、特定目的基金の積立状況でございます。  右側太枠の中、7番、8番が、今回、第4号補正の積立てと取崩し状況です。その横の9番が、取崩し後の基金残高となっております。 ○渡辺ひであき 委員長  何か質疑はございますか。 ◆くぼた美幸 委員  それでは、委員長からありましたとおり、端的に私も伺いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  補正ですけれども、環境衛生費、7ページの感染症予防・患者医療費公費負担事業ですけれども、この中を見ますと無保険の方が328件とあるのですけれども、この無保険というのはどんな状況なのでしょうか、教えてください。 ◎感染症対策課長 無保険につきましては、生活保護の方などが入ってまいります。 ◆くぼた美幸 委員  分かりました。この辺、やむを得ないと思うのですけれども、この辺に対する取組、今後も増えそうなのでしょうか。 ◎感染症対策課長 こちらにつきましては、昨今の感染者の状況から、9%の方が無保険として計上させていただいております。 ◆くぼた美幸 委員  分かりました。お金のことなので、これ以上言いませんけれども、全額負担になっちゃうわけです。ですから、この辺のところを財政状況も踏まえれば何とか抑えていただければと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  続きまして、教育費ですが、タブレットが児童・生徒に行き渡り、今後、持ち帰りということになりました。家庭の環境を補うための予算だと思いますので、速やかに実施していただきたいと思うのですが、タブレットの家庭への持ち帰りに関しては何年生から持って帰るのですか。 ◎教育政策課長 対象としては、全員が対象となりますけれども、6月からは中学校が全て配付は完了していますので、完了した学校から順次、持ち帰りを開始する予定でございます。 ◆くぼた美幸 委員  要するに、小学校1年生も持ち帰る。 ◎教育政策課長 そのとおりでございます。 ◆くぼた美幸 委員  小学1年生と中学3年生だと大分タブレットの取扱いの仕方だとか、おもちゃじゃないけれどもぐにゅぐにゅっとやっちゃうだとか、その辺のところが大分違うかと思います。その辺の細かな指導はどのようにされるのですか。 ◎教育政策課長 持ち帰りの前に、機器の習熟、それからインターネットモラル等については、それぞれの学校から指導した上でタブレットの持ち帰りを開始する、そういう段取りになってございます。 ◆くぼた美幸 委員  要望ですけれども、決して安いものではないですし、決して家庭に持ち込んだからといって壊れるようなことがないように、丁寧な取扱いをよろしくお願いしたいと思います。  次に、例のオリンピックパラリンピックの件でございます。  この委員会で1回このとおり上がっているけれども、中止というふうに伺いました。この経緯を教えてください。 ◎教育長 今回は、オリンピックパラリンピックに関わる学校連携観戦の参加中止ということで、突然の決定になったことについておわび申し上げます。  まず、この点につきましては、本会議の御答弁でも、7月8日の教育委員会の定例会で教育委員の御意見を聞いた上で判断をしようと考えておりましたけれども、委員の皆様方へ御案内のとおり、ここ1週間ぐらい陽性者の数が増加傾向に転じているということ、また変異株が非常に感染力も強くなっているということも踏まえまして、先週、関係者の御意見を伺ったところでございます。  ちょっと長いのですが、御紹介させていただきます。  小学校校長会では、児童・生徒の安全を確保することが困難であり、参加中止が妥当。PTA連合会では、8割が学校連携観戦事業への参加に懸念を示している、残りの2割については、参加を考えるのであればバスチャーターや十分な熱中症対策等が必須条件。また、教育委員の皆さんからは、当初から懸念されていた熱中症や引率に伴う危険がそのまま残っている上に、新型コロナウイルスの感染リスクが重なった現状では参加を中止すべき。第5波の到来も懸念されるなど、変異株の感染力が非常に強く、1人も感染者を出さない対策が困難な状況下では学校として子どもを連れていくべきではない。保護者の立場からは、機会があるなら自分の子どもにオリンピックパラリンピックを直接見せたいと考える方もいるだろうが、学校として団体観戦することの適否とは分けて判断すべき。  このような御意見をいただいたところでございます。  もともと熱中症の危険性というものも完全に払拭できないということに加えまして、感染力が更に高まっているということで、感染リスクを十分に抑制することはなかなか困難という現状を鑑み、児童・生徒の健康・安全を最優先ということで参加中止とさせていただきました。  本日、この総務委員会にてこれに伴う交通費の計上を御審議いただくというタイミングと、またスポーツ議連を明日に控えているということで、急な決定で大変申し訳なかったのですけれども、参加を中止をさせていただくということで、昨日付で教育委員会として決定をしたものでございます。 ◆くぼた美幸 委員  よく分かりました。やむを得ない判断だったと思います。  これからの周知の仕方、それからやはり楽しみにしていた児童・生徒がいるのも確かだと思いますので、その辺のケアの方よろしくお願いしたいと思います。  あと1点これに関してお聞きしたいのですが、私、思い出すのは今年の成人の日の集いでございます。成人の日の集いも、去年から実行委員のメンバーがいろいろな企画を組みながら、年2回に分けたりしてソーシャルディスタンスでやろうというところまで来ていたけれども年が明けて中止、本当に手前で中止と。晴れ着を注文された女子の方もたくさんいらっしゃって、その保護者からも様々なお声をたくさんいただきました。やむを得ないけれども、そこの事前の中止ということで、非常に残念な思いがします。  そのときに思うのは、杉並区はやったんだよね、たしか。要するに、これ自治体に判断させるんじゃなくて都が判断をしてもらいたいというのが個人的にあります。  要するに、今回も、行くところがもしあったとしたら、あの区は行ったじゃないかということがどうしても残っちゃうわけです。  今年の成人式も、浦安市あたりは後でやっていたりして、自治体の判断だとどうしてもその自治体に委ねられちゃうから、その辺は、ここで議論してもしようがないんだけれども、都がやっているものなのだから、一斉に都がバシッと中止だったら中止と言ってもらわないと、その辺の温度差が出てしまうのがちょっと懸念されます。他区の動向で何か情報があれば、最後教えてください。 ◎教育長 現在、私、分かっている範囲では、目黒区、文京区、それから最近になって板橋区、また市部の方では三鷹市、小平市が参加を中止しているという情報を伺っております。 ◆はたの昭彦 委員  私の方からは、まず、総務費の電子計算組織管理運営事務の中の小・中学校タブレット端末持ち帰り設計構築についてです。  ここで、持ち帰り設計構築費増ということで計上されているのですけれども、最初に購入したタブレット端末が家庭用のシステム、仕組みではないということで、システムを再構築するということですが、その経費が5,082台分で2億5,000万円余ということで、1台当たりの単価にすると非常に高いなという気がするのですけれども、その辺の内訳について教えてください。 ◎情報システム課長 費用には、児童・生徒が家に持ち帰って家からインターネットに接続するためのインターネットフィルタリングソフト、この経費が3,300万円余、それから保守経費が750万円ほどあります。残った額を1台に割り返すと3万7,500円ほどですけれども、こちら各学校から40台ずつ、あるいは大規模だと80台ずつ回収をして、その中身を全部入れ替えて、家でも学校でも安心して使えるような設定をして、家に持って帰ったときも壊されないようなブロックをした上でまた学校に送り戻すという作業がありますので、これらの作業費でこれぐらい掛かるということになっております。 ◆はたの昭彦 委員  後から買ったChromebookでしたっけ、についてはかなり安価で、今、手に入るというお話も聞いているのですが、例えばChromebookを新しく買ったとすると幾らぐらい掛かるのでしょうか。 ◎情報システム課長 こちら6,000台で計算をしておりますが、Chromebookですと8億5,500万円余掛かります。 ◆はたの昭彦 委員  分かりました。買うよりは幾らか安くなるということで、より活用を図っていただきたいと思います。  次に、民生費の社会福祉法人認可及び指導監査事務ということで5,280万円計上されていますが、この内訳というか、内容について教えてください。 ◎福祉管理課長 申し訳ございません。金額528万円でございます。  この内容につきましては、南流山福祉会が、今般、足立区に本拠を移しまして、足立区が所轄庁となりました。  この件に関しては、これまでも議会の皆様方からも非常に関心をいただいておるところでございますので、この案件に対して適正に進めていくべく、法的に会計的に専門家に一部委託して進めていこうという考えでございます。 ◆はたの昭彦 委員  これまで南流山福祉会、本部が流山市にあったということで、なかなか足立区が直接指導監査することができなかったということで、今般、足立区に移転して指導できるようになったということで、いろいろな問題のある法人ですので、しっかり指導監査をしていただきたいと思います。よろしくお願います。  引き続きまして、環境衛生費についてですが、感染症予防・患者医療費公費負担事業、今回、増額の補正ということですけれども、第4波が起こって当初の見込みよりも患者数が増えたということでの増額だと思うのですが、今は、更にまた感染者が徐々に増えつつあるということで、今後の感染者の見通しというのは区ではなかなか判断は難しいと思いますが、その辺はどのように見ているでしょうか。 ◎感染症対策課長 今後の見込みでございますが、今、いわゆるインド株ということが危惧されておりまして、その感染状況の広がりによっては第5波というのが今後やってくる可能性があるのではないかと、そういったことを心配しているところでございます。 ◆はたの昭彦 委員  区も非常に努力していただいて、ワクチン接種については前倒しをして実施していくということで頑張っていただいていると思うのですけれども、ただワクチン頼みではなくて、PCR検査もしっかりと疑義がある場合には実施していただくということで、二本柱で進めていただければと思いますので、よろしくお願いします。  次に、先ほどくぼた委員からありましたように、小・中学校のオリンピックパラリンピックの連携観戦についてですが、中止を決断したということでは、やむを得ない妥当な判断かなと思います。やはり楽しみにしいた子どももいるということでは、他区ではテレビ中継を観戦するとか、テレビ観戦をするというようなことを実施する自治体もあるみたいですけれども、なかなか生中継で予定をしていた競技を見るというわけにはいかないかもしれないけれども、そういうことも含めて、私も実は昭和38年生まれで、東京オリンピックのときは1歳だったので記憶はありません。  日本でやられるオリンピックということでは、私、この年になって初めてこの近くでやるということで、一生に一回あるかないかということでは、内容を直接見るということの意義はやはりあると思うので、そういう意味では、先ほど言っていた集団で観戦をするということの意義もあると思いますので、その辺も含めて検討したらどうかと思うのですが、いかがでしょうか。 ◎教育長 足立区の児童・生徒については、特に体験の機会が少ないということで、正に、今、はたの委員おっしゃられたとおり、この日本で東京都でオリンピックが開かれる、それを実際に観戦させてあげたいという気持ちは本当にあるのですけれども、今回こういう状況でございますので、観戦については、私、自宅で御家族で観戦をしていただくのがいいのかなと思いますが、今回、観戦を中止したということで、何か子どもたちのレガシーとなるようなもの、どんなものがいいのかということについては、引き続き検討していきたいなと考えております。 ◆はたの昭彦 委員  すみません。最後ですけれども、債務負担行為補正通所バス運行委託というのがあるのですけれども、ここの内容について御説明いただけますでしょうか。 ◎障がい福祉センター所長 これは障がい施設からの通所バスの委託費用でございまして、当初の見積りでは人が雇えないということで、今回、補正で上げさせていただくものでございます。 ◆はたの昭彦 委員  通所バスの運行委託については入札で行われると思うのですが、それについてはいかがでしょうか。 ◎障がい福祉センター所長 おっしゃるとおりでございます。 ◆はたの昭彦 委員  当初、事前にお聞きしたところ、入札についてはまだ行われていないという段階だと思うのですが、それでよろしいでしょうか。 ◎障がい福祉センター所長 この補正で認められた後に行う予定でございます。 ◆はたの昭彦 委員  入札が行われて、例えば入札不成立で、それで金額が足りなかったから増額補正するというのだったらまだ話は分かりますけれども、まだ入札が行われていない段階で増額補正をして金額を上げるというのは、どういう理由からでしょうか。 ◎障がい福祉センター所長 当初の見積りではなかなか落とすところがないという見通しでございます。 ◆はたの昭彦 委員  誰の見通しなのですか。 ◎障がい福祉センター所長 見積りを取った業者と話を重ねた上での判断でございます。 ◆はたの昭彦 委員  いわゆる下見積りということですよね。下見積りをしたときに金額が足りないからということで増額補正をするというのは、小学校の工事の場合とはまたちょっと違うかなと思うのですが、それについての認識はどうなのでしょうか。 ◎障がい福祉センター所長 これはバスの運行委託ですけれども、それ用にバスを造るところからの契約なので、そういう面も含めての協議の上でございます。 ◆はたの昭彦 委員  入札なので事業者が替わる可能性があると思うのです。そういう下で、バスの納入予定があるということで言うと、随意契約なんかの1者限定みたいなことで入札が行われることになると非常に問題だと思いますけれども、どうでしょうか。 ◎福祉部長 今回の増額に関しましては、当初の予算の見積もった以降の、先ほど申し上げた人件費の増ですとか、燃料費の高騰とか、その辺が当初のときに見込めていなかったというところが大きな原因でございます。  そのために、この増額がないと入札が恐らく不成立になってしまうだろうということも含めて、増額の補正を計上させていただいたというのがいきさつでございます。 ◆はたの昭彦 委員  当初考えていたときよりも、運転主がなかなか集まらないとか、ガソリンなんかも非常に急騰しているという背景があると思うのですが、ただ、この福祉通所バスについては、今、東京福祉バスが一括して足立区は担っていますけれども、今年の予算特別委員会でこの東京福祉バスの労働問題が裁判になっていて、先日その裁判の判決が出まして、控訴をするかどうかというのは原告もまだ態度を決めていないので確定ではないのですが、その中で裁判所は、残業代不払が多額あった、あるいは証書の偽造があったということを認めたということで裁判の判決が出ています。  それとともに、今、東京福祉バスについては、労働審判ということでかなり労働者と運転者がもめているような話を聞いていますので、是非、区として、そういった公共事業を担う事業者としてコンプライアンスに問題を起こさないような指導を今後していっていただきたい、そのことを要望しまして質問を終わります。 ◆ただ太郎 委員  私からは、1点、オリンピックパラリンピックの観戦中止についてですけれども、様々関係者の御意見の中からそういった御判断をされたという御報告を受けました。  ただ、一番抜けているのは、観戦を目前に控えていた子どもたちの気持ちというところはどうなのかなと、そこが気になりますけれども、子どもたちは今回の中止についてどのような反応というか、これまで行きたいと思っていたと思うのですが、子どもたちの意見の集約というのはされてきたのでしょうか。 ◎教育長 大変申し訳ありません。今回、この感染防止という観点から、先ほど御案内しましたような関係者に御意見を伺っておりますけれども、子どもたち自身の希望ですとか意見というものについては、集約してございません。  ただ、やはり生でオリンピックを見られるというところで、かなり期待しておられたお子さんが大多数ではないかなとは考えております。 ◆ただ太郎 委員  そうですね。行きたいなと思っていた子どもたち、本当に多くいるのかなと私も推測します。しかしながら、教育委員の方の御意見の中では、こういった状況下では学校として子どもたちを連れていくべきではないと。また、保護者の立場から直接見せたいと考える方もいるだろうけれども、学校として団体観戦することの適否とは分けて判断するべきだという意見があります。  であれば、例えば聖火リレーの20人の枠の中にも1,900名ぐらいの子どもたちの応募があって、非常にオリンピックに対して子どもたちも関心を寄せている中ですから、例えば学校で行くということはやめようねということであれば、行きたいという御家族、子どもがいれば、そういった子どもたちを募ってそれで行くということも、私は可能であると思うのです。学校というところは中止だと。ただ、夢を持って運動、スポーツに取り組んでいる子どもたち、身近に世界のアスリートのプレーを直接見ることができる、これはそれこそレガシーです。このままだと、行きたかったけれども行けなかった、東京オリンピック来たけれども行けなかったねということが残ってしまうと思います。  役所としても、教育委員会としても、できる限り観戦させてあげようという気持ちがあるのであれば、いろいろ手続も大変かもしれないけれど、できる限り見せてあげようということで、計画の変更などはできないものなのでしょうか。 ◎教育長 今回、私が理解をしております枠組みとしては、東京都から学校単位での観戦ということでのチケットの配布になるかと理解をしております。  ですので、個人単位で、御家族単位で行く、行かないというところで参加を募るというのは、なかなか厳しいのかなと思っております。  ただ、今、ただ委員おっしゃっていただいたとおり、子どもたちが非常にこの観戦を楽しみにしている、オリンピックについていろいろなことを今まで勉強もしてまいりました。こういったことを踏まえて、教育委員会として、何か子どもたちに観戦ということではなくてもできないのかなということは、考えていきたいと考えております。 ◆ただ太郎 委員  学校としての観戦はよくないよねということですから、できるだけその子どもたちが直接見たい、保護者も「もし、行っていいと言うのだったら行っていいよ」という御家庭もあるのであれば、そういった子どもたちにしっかり対応していくということ、これが私は教育でもあるし、役所としての役割だと思います。チケットもあるのですから、そのあたり学校としての観戦は駄目だけれども、どうしても行きたいという子どもたちのために動いていくということでまず検討していただいて、できないという理由があるのであれば、それをしっかり御説明いただかないといけないし、「よし、やっていこう」と決断すれば、やれないことはないと思うのです。  時間も限られていますけれども、レガシーを残していくのだという強い思いがあるのであれば、是非そういった子どもたちを一番に考えたやり方で再度、検討していただきたいと思いますが、最後にお願いします。
    ◎教育長 いずれにいたしましても、チケットについては東京都から配布を受けるという形になりますので、今のただ委員の御趣旨も踏まえて確認させていただきたいと思います。 ◆さの智恵子 委員  私の方からは、5ページの総務費、3番の災害備蓄の管理運営事業についてお伺いをしたいと思います。  こちらは、災害備蓄用の生理用品及び紙おむつの真空包装の保証期限超過による入替えに伴う増でございますが、現在の備蓄品は10年間と聞いておりますが、今回の入替えする生理用品の期間は何年で、また、区全体の何%が今回、入替えの対象に当たるのでしょうか。 ◎災害対策課長 現在のところから今後の入替えについては、今と変わらず10年程度というところで考えてございます。  また、入替えのパーセンテージにつきましては、全体の9分の5、60%弱になるかと思うのですが、その程度入れ替えるというところで考えてございます。 ◆さの智恵子 委員  我が党では、コロナ禍での女性の負担軽減、また生理の貧困等の問題を受けまして、3月16日に区の方に生理用品の無償配布を要望させていただきました。3月22日から800個の配布がございまして、大変区民の方からも喜ばれているところでございます。  今回の備蓄品につきましては、10年間経過をして廃棄というふうに聞いておりますけれども、逆に言うと、直近で災害があった場合には、そのような品質があまり保証できないものを区民の皆様に災害時お配りするということもございますし、また、町会などでは防災訓練などでアルファ米とかお水等の消費期限が近いものをお渡しするようなこともございます。  できれば、今後、保証期間ぎりぎりまで災害備蓄をされるのではなくて、少し余裕を持って入替えを計画していただきまして、必要とされる方への配布を含め検討をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎災害対策課長 さの委員おっしゃるとおり、今回のものについては期限切れが多数出たということで大変申し訳なく思ってございます。  今後につきましては、期限の1年前程度を目安としまして、期限9年過ぎたものについては、再活用しながら一部ずつ入替えをしていきたいというところで考えてございます。 ◆さの智恵子 委員  分かりました。是非1年前ということで、これでしたら絶対品質も大丈夫ですし、本当に有効活用ということもできるかと思います。今回、紙おむつも対象になっておりますので、紙おむつ、生理用品含めて有効活用をお願いしたいと思います。要望です。 ◆土屋のりこ 委員  私も、今の総務費、災害備蓄品の項目に関してですけれども、今回のもの、使用保証期限が切れているということで、廃棄というふうなことも説明されていたのですが、捨ててしまうというふうに言ってしまうと、一方ではごみゼロを目指そうということも言っている中で、何とかならないのかということで少しお話ししましたが、その後、取扱いはどうなったのかお聞かせください。 ◎災害対策課長 メーカーとしては、そのまま再活用ということは推奨しないということもございましたが、保証期限を切れた上でお預かりいただけるところがないかというところで、NPO法人ですとか海外の支援活動をしている団体ですとか、そういったところは、今現在、当たっているところでございます。 ◆土屋のりこ 委員  分かりました。区が直接廃棄するにしてもコストが掛かってしまうということですので、区内にもいろいろな活動をされているNPOの方もいらっしゃいますし、そういった引き取っていただくことが可能であって適切に処理していただけるところがあれば、是非、協創という観点からもお願いしたいなと要望して終わります。 ○渡辺ひであき 委員長  他に質疑ありますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○渡辺ひであき 委員長  他に質疑なしと認めます。  次に、各会派からの意見を求めます。 ◆ただ太郎 委員  可決でお願いします。 ◆くぼた美幸 委員  可決でお願いします。 ◆はたの昭彦 委員  今回の一般会計の第4号補正については、当初、オリンピックパラリンピック観戦のための交通費は計上されていました。我が党としては、このコロナ禍の中、オリンピックパラリンピック観戦、子どもたちを公共交通機関を使って観戦に連れていくというのは、今の時期は妥当ではないだろうということで要望も届けてきました。  このまま、もし補正予算として計上されるのであれば、実はこの1点で反対をする予定でしたけれども、教育委員会がオリンピックパラリンピック観戦については中止を決断したということで、この一般会計補正も含めて全ての補正予算、賛成としたいと思います。 ◆おぐら修平 委員  賛成でお願いします。 ◆土屋のりこ 委員  私も、当初、オリンピックパラリンピック観戦費用が入っているということを聞きまして、もしそのことによって感染者が出たらとか、いろいろなことを考えて賛成いたしかねるかとは思っていたのですが、それがないということですので、賛成いたします。 ○渡辺ひであき 委員長  それでは、これより採決いたします。  3議案ともに、本案は原案のとおり可決すべきものとすることに御異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○渡辺ひであき 委員長  御異議ないと認め、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以下の審査に直接担当でない執行機関の退席を認めます。       [執行機関一部退席] ○渡辺ひであき 委員長  次に、第55号議案 足立区安全安心ステーション設置条例を単独議題といたします。  執行機関の説明を求めます。 ◎危機管理部長 それでは、総務委員会議案説明資料危機管理部編を御覧いただければと思います。  まず、2ページでございます。  第55号議案説明資料といたしまして、足立区安全安心ステーション設置条例の御説明でございます。  制定理由でございますが、記載のとおり、足立区安全安心ステーション設置等に関し必要な事項を定めることにより、区民等との協働・協創のもと、区内における防犯活動を推進するとともに、地域の防犯意識を向上させ、もって区民等の安全安心な生活に資することを目的に制定するものでございます。  条例の概要でございますが、設置場所を明示するとともに、目的を達成するための事業等を定め、もって区民の安全安心を図るということで概要とさせていただいております。  施行年月日ですけれども、今年の11月1日を予定させていただいております。  3ページを御覧いただければと思います。  足立区安全安心ステーション設置条例の案でございます。  第1条の目的につきましては、先ほどの制定理由と重複する部分がございますので、割愛をさせていただきます。  第2条の設置の位置でございますが、六町四丁目1番地、六町駅前広場の公衆便所の横を今のところ建設で進めさせていただいております。  第3条、事業の概要でございます。  6点ほどお示しをさせていただいておりますけれども、防犯に係る相談に関すること、区域内における見守り等に関すること、区民等の自主防犯活動の支援に関すること等をお示しをさせていただいているところでございます。 ○渡辺ひであき 委員長  何か質疑はございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○渡辺ひであき 委員長  質疑なしと認めます。  次に、各会派の意見を求めます。 ◆せぬま剛 委員  可決です。 ◆くぼた美幸 委員  可決でお願いします。 ◆はたの昭彦 委員  まちの安全を更に進める施設ですので、賛成です。 ◆おぐら修平 委員  可決でお願いします。 ◆土屋のりこ 委員  可決でお願いします。 ○渡辺ひであき 委員長  それでは、これより採決いたします。  本案は、原案のとおり可決すべきものとすることに御異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○渡辺ひであき 委員長  御異議ないと認め、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第56号議案 足立区議会議員の選挙における選挙公報の発行に関する条例の一部を改正する条例、第57号議案 足立区長の選挙における選挙公報の発行に関する条例の一部を改正する条例、以上2議案を一括議題といたします。  執行機関の説明を求めます。 ◎選挙管理委員会事務局長 それでは、第56号議案並びに第57号議案につきまして御説明申し上げます。  選挙管理委員会事務局の総務委員会議案説明資料2ページをお開きください。  件名は、足立区議会議員の選挙における選挙公報の発行に関する条例の一部を改正する条例、所管部課名は、記載のとおりでございます。  概要でございますが、公職選挙法の一部を改正する法律が令和元年に施行されまして、選挙公報の原稿等を電子データで提出いただけることになりました。これに併せて、足立区議会議員選挙の選挙公報の条例を改正するものでございます。  また、平成6年公職選挙法改正により、条ずれが発生したものにつきまして、本条例に記載の条名を改める必要があったのですが、これが漏れていたため、この度同時に改めさせていただくものでございます。  改正漏れがあり、長らく放置しておりましたことにつきまして、この場で深くおわびを申し上げます。  具体的な改正内容でございますが、1の(1)にありますとおり、選挙公報原稿の電子データ提出に関する改正につきましては、第4条の規定中現行の「文言を記載してはならない。」という部分を「文言を記載し、又は記録してはならない」に改めるものでございます。この表現につきましては、公職選挙法における記載に合わせたものでございます。  続きまして、(2)条名の改正漏れがあった第3条につきましては、現行の「第86条第1項及び第2項」を「第86条の4第1項及び第2項」に改めるものでございます。  施行年月日につきましては、公布の日から施行といたしております。  また、新旧対照表につきましては、別紙3ページのとおりでございます。  今後の方針でございますが、関係する規程等について必要な整備を行うとともに、足立区議会議員選挙の立候補予定者説明会において、周知を図ってまいります。  また、条例の改正漏れがありました件につきましては、公職選挙法並びに関係法令の改正があった場合は、複数名でその内容を確認し、条例等改正漏れのないようにしてまいります。  大変申し訳ございませんでした。  続きまして、第57号議案 足立区長の選挙における選挙公報の発行に関する条例の一部を改正する条例、資料の4ページ以降となりますが、この内容につきましては、ただいま御説明申し上げました第56号議案と同じ改正内容となります。 ○渡辺ひであき 委員長  何か質疑はございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○渡辺ひであき 委員長  質疑なしと認めます。  次に、各会派の意見を求めます。 ◆ただ太郎 委員  可決です。 ◆くぼた美幸 委員  可決です。 ◆はたの昭彦 委員  賛成です。 ◆おぐら修平 委員  賛成です。 ◆土屋のりこ 委員  賛成です。 ○渡辺ひであき 委員長  これより採決いたします。  本案は、原案のとおり可決すべきものとすることに御異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○渡辺ひであき 委員長  御異議ないと認め、本案は原案のとおり可決すべきものとすることに決定をいたしました。  次に、(7)第68号議案 (仮称)北鹿浜小・鹿浜西小学校統合校新築工事請負契約、(8)第69号議案 (仮称)北鹿浜小・鹿浜西小学校統合校新築電気設備工事請負契約、(9)第70号議案 (仮称)北鹿浜小・鹿浜西小学校統合校新築給排水衛生設備工事請負契約、(10)第71号議案 (仮称)北鹿浜小・鹿浜西小学校統合校新築空調設備工事請負契約、(11)第72号議案 (仮称)花畑人道橋整備工事(1期)請負契約の変更について、以上5議案を一括議題といたします。  執行機関の説明を求めます。 ◎総務部長 総務委員会議案説明資料2ページをお開きください。  第68号議案 (仮称)北鹿浜小・鹿浜西小学校統合校新築工事請負契約でございます。  契約の相手方は、似鳥・小倉・三和建設共同企業体です。契約金額は36億7,840万円です。  工事内容は、校舎新築、付属建物新築で、表記のとおりでございます。  次に、4ページをお開きください。  第69号議案です。(仮称)北鹿浜・鹿浜西小学校統合校新築電気設備工事請負契約でございます。  契約の相手方は、幸信・ヤマト建設共同企業体です。契約金額は4億2,020万円です。  工事内容は、記載の受変電設備工事などです。本工事を請け負う幸信電気株式会社につきましては、区内に本店がない事業所ではないかという疑義があるという情報をいただきました。  区では、実際に現場に出向き、実地調査を行いまして、区の定める基準に適合しており、本店の実態がないとは言えないという結論に至りましたことを申し添えます。  次に、6ページをお開きください。  第70号議案です。(仮称)北鹿浜・鹿浜西小学校統合校新築給排水衛生設備工事請負契約でございます。  契約の相手方は、水工房・カンノ建設共同企業体です。契約金額は、4億3,010万円です。
     工事内容は、記載の給水設備等でございます。  次に、7ページをお開きください。  第71号議案でございます。(仮称)北鹿浜小・鹿浜西小学校統合校新築空調設備工事請負契約、契約の相手方は、オールワン・栗原設備建設共同企業体でございます。契約金額は、3億7,323万円でございます。  工事内容は、記載の空調調和設備工事等でございます。  次に、8ページをお開きください。  第72号議案でございます。(仮称)花畑人道橋整備工事(1期)請負契約の変更についてでございます。  契約の相手方は、株式会社東京三田組です。契約金額は、3億7,386万2,500円でございます。当初の契約金額から3,836万2,500円の増額でございます。  令和3年第1回定例会にて専決処分で、①で表記しておりますけれども、3,252万4,800円の増額をお願いしたところでございますが、今回、汚染土の処分量が増加することが分かりましたので、更に、②に該当する583万7,700円増額するものでございます。2度にわたる変更で、大変申し訳ございません。当初、議会の議決を得た契約金額よりも変更による増額が100分の10以上のため、今回、本案件を提出させていただきました。  契約の案件、以上5件でございます。 ○渡辺ひであき 委員長  何か質疑はございますか。 ◆ただ太郎 委員  今、総務部長からの御説明の中にもございましたけれども、電気設備工事のところで幾つか質問させていただきたいと思います。  (仮称)北鹿浜小・鹿浜西小学校統合校新築電気設備工事の入札です。幸信電気株式会社と、株式会社ヤマトエンジニアから成る建設共同企業体が落札をされましたけれども、6月2日付で足立区電気工事業協会会長の方から、我が党を含む区議会各派宛てに陳情書が提出をされました。  それによりますと、本建設共同企業体の代表である幸信電気株式会社は、区内の本店には人がおらず、新宿区にある親が経営する会社の一角を使用して、親の会社の従業員が幸信電気の職員に成り済まして行っているという実情がありますという指摘でございました。  区の方へは、このことをお伝えをさせていただきましたけれども、その認識はどうであったのかお聞きをしたいと思います。 ◎契約課長 そのような情報につきましては、これまで把握しておりませんでしたが、陳情書の写しを入手し、自民党からも陳情書の趣旨を伺いましたので、その時点で陳情内容を把握したものでございます。 ◆ただ太郎 委員  これについて、区の方は具体的にどのような調査を行われたのでしょうか。 ◎契約課長 まず、当日6月2日、3日に、こちらの幸信電気の綾瀬の本店を訪問したところ、不在ということで、ドアに不在の表示がされておりまして、社員とは会うことができなかったところでございます。  その後、6月7日に立入りの実態調査を行いました。その時点で営業所内に入りまして、本店等が独立した事務所として形態を取られている、人員の配置等がなされている、あるいは機器類が整備されているという内容を確認いたしたところでございます。  その後、6月10日に抜き打ちで訪問したところ、中で職員等業務をしていたということを確認したところでございます。 ◆ただ太郎 委員  6月2日、3日に訪問して不在だったということですね。本店登録されている会社が不在だったというところで、7日に立入調査をしましたというのは、7日はたまたま行っていらっしゃったのですか。 ◎契約課長 2日に届出書類が区の方に見当たらなかったということもありまして、届出書類を再提出するように指示をいたしまして、6月4日に代表者が書類を持って届出に参りました。その際事情聴取をして、2日、3日いなかったことに関して、東京都の方からコロナの関係で在宅勤務等の指示があって、そういう形だったという話がありました。  その後、内部を調査しないと本店の実態が分からないということで、7日のお昼頃、連絡いたしまして、これから伺いますということで、2時ぐらいに入室して調査をしたということでございます。 ◆ただ太郎 委員  連絡して行ったということですね、6月7日。それは、いらっしゃるのは当然なことだと確認をさせていただきたいと思います。  また、綾瀬の方には電話回線は存在せず、新宿に常置していると聞いておりますが、その点について、区はどのような認識をお持ちでしょうか。 ◎契約課長 新宿にある営業所の電話を転送しているのではないかという御指摘がありました。そのため、立入調査をした時点で、その場でその電話を掛けたところ、目の前の執務室につながったということで、それを確認したところでございます。  また、NTT等に問合せをしましたところ、最近はインターネットを介した電話にすることで、電話の番号、局番の番号は変えずに使用できるということを聞いたところでございます。 ◆ただ太郎 委員  番号、数字を見ただけでは、地域がどこだよと判断する時代じゃないというところなのかなと答弁を聞いて思いますけれども、電気工事業協会の方々は、陳情書の中で、事業者は虚偽なことまでして建設業許可や入札参加資格を得ている。行政は実態調査を行っていると言いますけれども、不適格事業者の排除ができていないと指摘をしています。  区として、本店についての見解はいかがでしょうか。 ◎契約課長 本件につきましては、足立区の契約に係る競争入札参加資格における区内事業者認定基準、そして同基準の運用方針に従って実態調査を行ったところでございます。  その結果、先ほど申し上げましたとおりの状況がありましたものですから、おおむね区内本店の要件に適合すると評価することが妥当と判断したものでございます。 ◆ただ太郎 委員  そういった様々なルールの中で照らし合わせたところ、この会社の本店はこちらだということで適合したという判断、だからこそ入札が成立をしたということで理解をしていますけれども、そもそも区の方は、区内事業者を本店と認定するにはどのような基準で行っているのか。また、区として運用上の問題点はなかったのかお聞きをします。 ◎契約課長 区内に本店・支店を置く事業者の方は、まず、東京電子自治体共同運営サービスにおける資格審査後に、足立区の契約に係る先ほどの認定基準に従いまして、足立区に本店・支店等を有する届出書、それから建設業の許可及び技術者に関する届出書を提出いたしまして、区はそれらの書類を確認し、特に問題なければ区内事業者として認定して取り扱うという対応をしているところでございます。  また、問題点でございますが、実は今回の事案をきっかけに、この届出書類等を確認しましたところ、区内事業者全375工事事業者のうち、約40件余りがこの届出書を未届出であったこと、約100件について有効期限切れがあったということでございました。大変申し訳ありませんでした。 ◆ただ太郎 委員  各種届出から入札の資格を得られるということですが、その中で期限が切れていたものがあったり、本来であれば改めて届出をしないといけないものがなかったにもかかわらず、そういった入札に参加をしている業者があったということ、これが明るみになってきたわけです。  こういったルールにのっとってしっかりとやっている会社もあるわけですから、こういった公の工事関係、しっかりとそのあたり照らし合わせて今後はやっていっていただきたいと思います。  ただ、40件というのも結構多かったのかな、もうちょっとチェックしないといけないのかなと思いますので、お願いをしたいと思います。  また、今後、不適格事業者の排除のためには、どのような取組を行っていくつもりかお聞かせください。 ◎契約課長 今後は、まず、運用の適正化ということで、ただいま申し上げました未届け、あるいは期限切れ、そういったことがないようにしていくということで、認定基準を改正いたしまして、本店あるいは営業所の申請の時点で、今現在は写真の添付だけが行われているわけですが、今後は事務所の公共料金の支払の請求書類、それから審査時点で疑義があった場合に立入調査を行う、そういった規定の改正を行うということでございます。  また、そのことを区内の工事事業者に周知いたしまして、先ほどの未届け、あるいは期限切れ等の事業者に対する届出の催告を含めまして周知を徹底して、適正な運用を行ってまいりたいと考えております。 ◎総務部長 この度は、疑義がある対応につきまして私ども丁寧に対応したつもりでございますが、我々の手続の方にも非常に不備があったり、まだ十分にできていない点があるというふうに反省しております。  現段階でできるところは直し、また今後、審議会の方でいろいろ御審議いただきまして、様々な入札制度の問題点を改善していく方向性で、今、取り組んでいるところでございます。今後、真面目にやっている事業者が非常に不利というようなことを感じないように、丁寧に対応してまいりたいと考えております。 ◎長谷川 副区長  この度は、私どもの区内事業者認定基準という、正に先ほどただ委員が言いましたルールを区の方が適正さを欠くというよりも、はっきり言いますと、大変ずさんなルールの運用をしていたということによって、区内事業者の皆様に今回の入札結果に疑義を抱かせたということについては、大変申し訳なく思っております。  私ども制度をつくっても、その制度を適正に運用することによって区民の皆様の信頼を勝ち得て行政と区民の皆様が一緒に区の仕事をしていけるという状況の中で、このような本当にルールのずさんな運用については大変反省しております。  今、総務部長からもお話がありましたけれども、私も区内業者の皆様から直接御意見をお伺いしました。この間の様々な不祥事で、今、区の契約制度については非常に信頼を損ねている危機的な状況だというふうに認識しております。  現在の第三者委員会で制度の見直しの提案をいただきますので、それをきっかけに区の契約制度の更なる改善に全力を尽くしていきたいと考えております。申し訳ございませんでした。 ◆ただ太郎 委員  役所の皆様方も一生懸命やられているのは存じておりますし、ずさんだったと今ありましたけれども、単純にそういったルールを見直すというか、しっかりとチェックをする体制がなかったというふうに思いますので、今後こういったことがないようにお願いをしたいと思います。  また同時に、区内事業者からこういった疑義が出るということは、現場の方々でないと分からないところがあると思います。書類上は通っていますよということでは、なかなか納得することができないような現場の方々の思いというのがあると思いますので、こういった工事関係にしても、協創の精神を持って、お互いに気持ちよく仕事をしていただけるように入札制度をしっかりと進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆くぼた美幸 委員  私ども、この第69号議案に関して何点かお聞きしたいと思います。  我々にも、電気工事業協会の方々から申入れがございまして、当初はどうなのかなと思いましたけれども、様々な今までの流れ、また、今のただ委員の様々な質疑を聞いて、なるほどと思った点がございました。  そもそも幸信電気に関しては、区の仕事として、お付き合いというのは変ですが、どれぐらいの受注をしていた業者なのか、その辺をまずお聞きしたいのですが。 ◎契約課長 直近では、昨年度、本庁舎の中央館・南館照明設備改修工事、こちらを受注しまして、契約額1億2,879万円、工期は8か月間でございました。 ◆くぼた美幸 委員  その入札をする際に、ほかの業者もあったかと思うのですけれども、最終的に安かったからこの業者に決めた、そういうことはございませんか。 ◎契約課長 入札制度は、やはり予定価格内、また最低制限価格、低入札価格という制限の中で、最も価格が有利な事業者、低い価格の事業者と契約というのが法の定めになっておりますので、そういった内容で落札決定を行ったというものでございます。 ◆くぼた美幸 委員  要するに、安かったところなのだろうと思います。当然、今の法の中でそういう決まりだからそうなったという説明はよく分かるのですが、その業者が、今回ここへ来て、こういう疑義があって、そして最終的にはこの契約も、先ほど長谷川副区長の答弁あったとおり、届出に関してはどうだったのか、その辺を反省しなければならないということにつながってきているわけですから、やはり本館の工事をやった際に、実際にはどうなのかということをまずは区の方できちっと見極めてもらわないと、地元の電気工事のほかの方々から、これおかしいよと言われてから動くんじゃなくて、最初の段階で見付けることが大事だと思います。  その辺は、今後のことも含めて、どのように考えているのかお聞かせください。 ◎契約課長 御指摘のとおり、当初の申請について申請時にしっかりチェックをしていくということ、そして更新期間が1年8か月ということであります。その更新の機会にもしっかりと書類等のチェックを行っていくと同時に、様々な情報をいただいたときには、適宜、実態調査等を行って適切に指導等を行っていきたいと考えているところでございます。 ◆くぼた美幸 委員  長くやりませんけれども、いずれにしてもきちっと、さっき期限切れが100件あるだとか何だとか出てきているわけですから、ここは一旦もう一度戻って、区の体制としてどうであったのか。地元から言われて初めて動くのではなくて、この業者がどうであるのか、最終的に安ければいいということではなくて、きちんとした業者にやっていただかないと。  電気工事業協会の方からもるる聞いた範囲ですけれども、中ではあまり存じていないところだということもあったようでございます。その辺のところも踏まえて、区の枠の中でしっかりやっていただきたいということを要望して終わります。 ◆はたの昭彦 委員  私も、第69号議案について質問したいと思います。  一般質問でも、この問題について取り上げさせていただきました。我が党にも、電気工事業協会の方から陳情書ということで出されたということで、大変重く受け止めているところです。  幸信電気については、本店機能がここにないんじゃないかということで区が調査を実施したということで、先ほどるる答弁がありました。  6月2日、3日に訪問したけれども不在だったというところで、この不在だったときに会社に対して、電話番号があるわけですが、電話なんかはしたのでしょうか。 ◎契約課長 6月2日に、先ほどの関係書類、一部区の方で見当たらないものがありましたものですから、また期限が切れているということもあったので、再提出するようにという電話を掛けて、そういった指示をしたところでございます。 ◆はたの昭彦 委員  不在を確認したときに電話をしたのですかということ。行ったわけですよね、現地に。そしたら不在の表示が掛かっていたと。本当にいないのかということで、電話を掛けたりしたのかということを聞いているんです。 ◎契約課長 書類が一部見つかっていないというものがありましたので、それについても併せて……。 ◆はたの昭彦 委員  2日の不在のときにということを聞いているんです。 ◎長谷川 副区長  当日、2日、3日は、担当の係長が訪問したということを聞いておりますが、現地で不在を確認して、その事務所に電話したということは確認しておりませんので、電話はしていないということでございます。 ◆はたの昭彦 委員  綾瀬二丁目の本社に行って不在を確認した、本社というのはこの二丁目の建物ということでよろしいですよね。       [写真を提示]  その後、総務部長が、ここと新宿の営業所があるということで、新宿の営業所を訪ねて、本当にそこが本店機能がないかということで確認をされたということだったわけですけれども、その建物がこの軽自動車が止まっているところの建物、この間確認をしていただいたこの建物ですよね。       [写真を提示]  営業所として、新宿区百人町の24の10、この建物になっています。  実は、この幸信電気、ホームページにいろいろ掲載されておりまして、採用情報のところに、社内のインタビューに答えてということで情報があるのですが、これは社内の写真です。       [写真を提示]  本店の実地調査をしたということで、総務部長や副区長が行かれたと思いますけれども、社内の様子はこういう感じでしたか。  ほかにも、こういったことで、係長が、初めての現場大変だった、中途1年の社員のインタビューということで、幸信電気の総務部が2021年3月9日に社内でインタビューをしていますが、こういう感じでしたか、社内。       [写真を提示]  ちょっと様子が違うんじゃないのかなという気が私はしたのですが、いかがでしたか、実際に本社へ行った方。 ◎総務部長 私も新宿の中までは入っていないので、ちょっと比較することは難しいと思いますけれども、今の写真を見ただけで、ちょっとどちらというふうには判断つかないかなと思います。 ◆はたの昭彦 委員  電気工事業協会の方が、実は本社機能がなくて、日東電工、隣のお父さんの会社の中に本社機能を置いていて、そこの社員が代わりに仕事をしているというようなお話、指摘されています。  私も建築の仕事をやっていたものですから、おかしいなと思ったところが、本社の綾瀬二丁目の建物ですけれども、これ。       [写真を提示]  綾瀬二丁目の建物の二階に幸信電気の本社があるのですが、サッシを見ていただくと、これ電解着色と言って、茶色っぽいような、黄土色っぽいようなサッシが付けられています、2階に。実際に私この建物に行って、ぐるっと後ろを回ってきたのですが、全部こういった形のサッシの色でした。  それで、先ほど総務部長が新宿まで見に行っていただいた建物、これ古い建物ですけれども、サッシが全部シルバーです。       [写真を提示]  周りも、1階はシャッターでほとんど窓がなくて、2階が両開きの引き戸みたいになっている。  先ほど総務部が社員募集ということで掲げたこの写真、後ろにサッシの窓枠が写っています。これ黒い窓枠です、建物の中。建物の中の黒い窓枠で撮っているということで、この黒い窓枠のサッシ、建物の中で撮られたわけです、総務部が。その社員募集をアピールするPR写真として。       [写真を提示]  先ほど新宿区の営業所やりましたけれども、ここの隣にお父さんが経営している会社、いわゆる電気工事業協会が父親の会社の中に事務所を置いて、そこの社員が実際に仕事をしているんじゃないかと言っている隣の建物がこれです。       [写真を提示]  日東電工の本社ビル、黒いサッシの窓枠で、ちょうど突き出しの黒い窓がありますよね。  それで、この写真よく見ると、角が90度じゃなくて斜めになっているのが分かります。ちょうど3階のこの角の部分、斜めになっているところ、この部屋で撮られた写真ではないかなと私は推測しました。  確認をしているわけじゃないですけれども、断定することはできないかもしれないけれども、ホームページで社員を募集している掲示に、社内でこのような形で撮って、こういうふうに仕事をしているところをPRして社員を募集しているということでは、正に電気工事業協会の方が指摘している中身を私は証明しているんじゃないかと思うのですが、それについての感想はいかがでしょうか。 ◎総務部長 いろいろと私ども、できるところまではお調べしたつもりでございますけれども、ちょっとそこまでは調べ切れておりません。  感想でございますが、もしそのようなことがあったとしても、今現在、会社がどうなっているのかというところが一番大事なことだと思いますので、きちんと我々の基準を満たすような運営をしていただくように、しっかりと会社側にも伝えまして、疑義がどこからも抱かれないように、そういった会社運営をしていくように指導していきたいと考えております。 ◆はたの昭彦 委員  今、示した社内の写真は、今年の3月に撮られた写真です。電気工事業協会の方から、父親の日東電工の社内で仕事をされていて、そういった疑義があるということであれば、やはりこの日東電工の中に立入りさせてもらって、そこまで調べていく必要があるんじゃないかと思うのですが、それについてはいかがでしょうか。 ◎総務部長 現在の基準の中では、今の本店を確認することとなっておりまして、そういった関連のところがどこまでできるのかというところは明確になっておりません。  今後、そういったトラブルが起きないように、我々としても、どこまでの範囲をどのように確認するのかというところの基準も改めまして、取り組んでいきたいと考えております。 ○渡辺ひであき 委員長  他に質疑はございませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり]
    渡辺ひであき 委員長  質疑なしと認めます。  次に、各会派の意見を求めます。 ◆ただ太郎 委員  いろいろと質疑をさせていただきましたけれども、指摘をさせていただいた部分に関してはしっかりと見直して、チェック体制しっかりしていただくことを要望いたしまして、可決とさせていただきます。 ◆くぼた美幸 委員  第69号議案に関して、私どもも質問させていただきました。今後このようなことが是正されることを希望いたしまして、全て可決でお願いします。 ◆はたの昭彦 委員  いろいろ質疑をさせていただきました。第69号議案については、やはり疑念が解消できないということで、この第69号議案については反対をさせていただきます。  私ども、学校統廃合に伴う改築というのは、基本的にはすべきでないと思っています。  ただし、学校改築をしなくても新築や改築が必要だということはありますので、その点を鑑みまして、ほかの議案については賛成をしたいと思います。 ◆おぐら修平 委員  各委員から様々な指摘がありましたが、こうした指摘をしっかり改善に取り入れていただきたいと思います。可決でお願いします。 ◆土屋のりこ 委員  全部可決でお願いします。 ○渡辺ひであき 委員長  それでは、この採決は2回に分けて行います。  第68号議案、第70号議案、第71号議案、第72号議案、本案は、原案のとおり可決すべきものとすることに御異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○渡辺ひであき 委員長  御異議ないと認め原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第69号議案を採決いたします。  本案は、原案のとおり可決すべきものとすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○渡辺ひであき 委員長  挙手多数であります。よって、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。  次に、議員提出第6号議案 足立区拉致問題等啓発推進条例を単独議題といたします。  提案理由の説明を求めます。 ◆ただ太郎 委員  ただいま議題となりました議員提出第6号議案について、提案理由を説明します。  先日の本会議で、提出者を代表して吉岡茂議員が述べたとおりでありますが、この条例案は、足立区議会拉致問題議員連盟の全議員が、拉致問題に対する解決への一助となることを願い提案するものであります。本条例案によって、区と区民が拉致問題に関心を持ち続けることの大切さを認識して、拉致問題の風化防止へと役立てたいと考えております。  区は、担当部署の一層の強化・充実を図り、重大な人権侵害について区民に啓発し、全国に先駆けて拉致問題解決への指針となるために、本条例案に御同意いただくことを求めまして、提案理由の説明といたします。 ○渡辺ひであき 委員長  委員の皆様方にあらかじめ申し上げます。  議員提出議案に対する質問につきましては、提出者に対する質問に限りまして、執行機関に対して質問することは御遠慮いただきたいと思います。  本議案の審査について申し上げます。  本議案について、会議規則第68条の規定により共産党から修正案の提出がありました。したがいまして、原案と修正案を併せて審査いたします。  修正案の提案理由説明については、原案の提案理由説明を今受けましたので、行うようにお願いします。  次に、共産党より修正案の提案理由説明を願います。 ◆はたの昭彦 委員  ただいま提出されました議員提出第6号議案、拉致問題等啓発条例について、修正案の提案理由を申し上げます。  拉致問題は、人権の問題として何としても解決へ向かうべき課題であります。基本的人権の条項を追加し、積極的に解決に向かう意思を表明するために修正案の文中のとおりの文言を追加していく必要があるということで提起するものです。よろしくお願いいたします。 ○渡辺ひであき 委員長  何か質疑はございますか。 ◆はたの昭彦 委員  提出者の方に質問したいと思います。  今言ったように、人権問題については様々な課題があると思うのですけれども、拉致問題としての解決は重要です。やはり区としてできることは限りがあると思うのですが、この条例については啓発条例なわけですけれども、そういったことで啓発条例なのでしょうか。 ◆せぬま剛 委員  限りなくこの条例は、啓発を主としております。それは、この上級法令である拉致に関する法律が啓発を促している文言になっておりまして、私どもはこれを超えるわけにいかないということで、心は吉岡議員が提案した、また、今、ただ委員が発言したような心でございますけれども、あくまでも本文においては上級法令を超えるわけにいかない。その中で、啓発ということ1点に絞ってこの条例を提案しております。 ◆はたの昭彦 委員  東京都は、幅広い人権条例を定めて、ヘイトや外国人差別などを禁止する、また、LGBTをはじめとした人権問題を解決するなどを盛り込んだ人権条例を制定しております。  こういった幅広い人権条例を定めて、その中に拉致問題についても組み込んでいくといったような考えはなかったのでしょうか。 ◆せぬま剛 委員  今回は、正に国家的な今の人権侵害の拉致問題に対して、まずは私たちの思いを区民とともに共有しようと、その姿勢を啓発して区に求めていこうと、その思いの中からこの条例を提案したもので、思いはいっぱいありますけれども、まずこの条例を策定し、可決していただくということが主でございます。 ◆はたの昭彦 委員  それと、今回、障がい者のための権利保護を人権条例として定めた自治体も幾つかあるわけですけれども、そういった全ての人権尊重に立つ上での条例制定について、今後考えているようなことはあるのでしょうか。 ◆せぬま剛 委員  それは、また別の機会に考えます。 ◆はたの昭彦 委員  ちょっと執行機関は……。 ○渡辺ひであき 委員長  やめてください。 ◆はたの昭彦 委員  仮にこの条例が成立した場合に……。 ○渡辺ひであき 委員長  はたの委員、先ほど申し上げたとおりで、執行機関に対しては。 ◆はたの昭彦 委員  分かりました。 ◆土屋のりこ 委員  原案提案者の方と修正案提案者の方と、それぞれにお伺いできたらと思うのですけれども、拉致問題等啓発推進ということと、修正案の中では基本的人権を尊重する立場から問題解決ということで言われていまして、ここでは重大な人権侵害ということで拉致のことが取り扱われているのですが、この拉致の問題だけではなく、朝鮮に対する戦後補償がされていないことであったり、日本における在日朝鮮・韓国人への差別待遇をなくすということであったり、そういった視点というのは、この「など」という文字であったり、「問題解決」というところで条例案に含まれるのか否かという視点でいかがでしょうか。 ◆せぬま剛 委員  私どもは、相当にこの条例案をまとめるに当たって時間を費やしました。そして、当初、皆さんが平成29年に私がこの議場から呼び掛けたときに御参加してくださっていれば、当然その議論中に入っていただいたのですが、その議論の中では、今、修正案に出てくるような文言も最初は書き込みました。それ以上に書き込みました。いろいろな思いを条例に託したいということで文章にいたしました。  しかしながら、それを文章にしてここに提案するには、やはり上級法令の本来の拉致の啓発ということを超えてしまうと。今回、共産党の取組を推進していくという思いも、これ以上に私たちは思っていまして、先ほど申し上げたように、2度、3度と書いて、どうなのだろうかなと言って法令と何度も照らし合わせたんです。  ですが、今回、啓発条例というこの限られた文言の上級法令の下でつくっていく私どもの足立区の条例の中には、これは上級法令を超える文言になるというふうに最終判断をして、心にはいろいろな思いがあって、それは吉岡議員があそこで発言したいろいろな思いの言葉であります。条例の中には今回書かない、そのことを申し上げます。 ◆はたの昭彦 委員  拉致問題について、我が党は、2006年の拉致問題その他北朝鮮による人権問題への対処に関する法律については反対した立場ですけれども、今回提案された条例については、この中の第3条、公共団体の責務に依拠している、根拠としているという範囲を逸脱していないと。  更に、今回の条例については、人権の立場からより実りのあるものにしていく必要があるだろうと。拉致の啓発だけでなく、解決に向けて一歩踏み出していく必要もあるだろうということで、修正案を提案させていただきました。 ○渡辺ひであき 委員長  よろしいですか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○渡辺ひであき 委員長  質疑なしと認めます。  次に、議員提出第6号議案の原案並びに修正案について、各会派からの意見を求めます。 ◆せぬま剛 委員  今、修正案の趣旨を説明をいただきました。思いは同じなのだなと思っております。  しかしながら、両方を可決するわけにいかないので、私どもとしては、私ども35人が何度も何度も会合を重ね、そしてその思いを結集させた条例案を是非、可決していただきたいという思いで、誠に心苦しいところではありますが、修正案に関しては否決をさせていただきます。 ◆くぼた美幸 委員  私どもの会派も、この問題に関しては、議員総会等々に掛けまして何回も質疑を重ねてまいりました。私も、副会長という立場をいただいて、会長とも何度もこの件に関して屈託のない議論をさせていただいた結果、原案ができたと思っております。  その意味から、原案に賛成、修正案に関しては否決という立場で臨みたいと思います。 ◆はたの昭彦 委員  我が党は、北朝鮮による邦人拉致問題を国会で最も早く取り上げてきました。拉致問題を解決することは人権問題としても重要ですが、ほかの人権課題を軽視することがあってはならないと考えています。  本来、全面的な人権尊重条例を制定し、その中で様々な人権課題の啓発を位置付けていく必要があると考えております。  しかし、そのように修正を行うとすれば、表題も含めて全部修正をしなければなりません。出された条例について検討し、否定する内容ではないという点で反対するものではありません。よって、修正案はもとより、修正部分を除く原案についても賛成をしたいと思います。 ◆おぐら修平 委員  原案賛成、修正案否決でお願いをいたします。 ◆土屋のりこ 委員  私たちも会派として検討いたしまして、修正案の方が通ればいいなという思いでいるのですけれども、先ほども指摘しましたように、朝鮮に対する戦後補償がされていないという点であったり、日本における韓国・朝鮮にルーツを持つ人たちへの差別等といったことを併せて、全ての人権侵害問題に対して解決を目指して、交渉による解決、話合いによる解決を目指していくべきだと思います。そういったことなしに拉致だけ取り上げるということは、少しいかがなものかという思いはありますが、この提案者の方たちの思い、たくさんの思いがこもっていると、今、御答弁がありました。その思いを尊重して、今回賛成ということにいたします。 ○渡辺ひであき 委員長  両案ですか。 ◆土屋のりこ 委員  両方です。 ○渡辺ひであき 委員長  分かりました。  これより採決いたします。  最初に、議員提出第6号議案の修正案について採決をいたします。  本修正案を可決すべきものとすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○渡辺ひであき 委員長  挙手少数であります。よって、本修正案は否決されました。  次に、議員提出第6号議案の原案について採決をいたします。  本案は、原案のとおり可決すべきものとすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○渡辺ひであき 委員長  挙手全員であります。よって本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以下の審査に直接関係でない執行機関の退席を認めます。       [執行機関一部退席] ○渡辺ひであき 委員長  次に、請願・陳情の審査を議題といたします。  本日は、新しい委員構成になって初の委員会審査でありますので、継続審査中となっている請願・陳情の内容については執行機関から、また過去の審査状況につきましては区議会事務局長から、それぞれ説明を求め、その後審査に入りたいと思いますのでよろしくお願いいたします。  初めに、(1)元受理番号8 日本政府に核兵器禁止条約の調印を求める意見書の提出を求める請願を単独議題といたします。  まず、執行機関に説明を求めます。 ◎総務部長 それでは、総務委員会請願・陳情説明資料の総務部の2ページをお開きくださいませ。  件名でございますが、元受理番号8 日本政府に核兵器禁止条約の調印を求める意見書の提出を求める請願でございます。  所管部課名は、記載のとおりでございます。  請願の要旨でございますが、日本政府に核兵器禁止条約の調印を求める意見書の提出を求めるというものです。  これまでの内容に、若干新しい内容を中心に御説明をさせていただきます。  主な経緯のところでございますが、(1)核兵器禁止条約につきましては、日本は同条約に参加を見合わせているところでございます。最後の辺りでございますけれども、令和2年10月24日、批准国は50か国を超え、また、現在の批准国は54か国となっている現状でございます。  また、(2)のところでございますが、核廃絶決議については、その項目の後段のところが最新情報でございます。令和2年12月に行われた採決では、賛成150で採択をされているというところでございます。  それから(4)でございます。核兵器不拡散条約(NPT)運用検討会議につきましては、令和2年4月末から開催を予定しておりましたけれども、皆さん御存じのように、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響から今回は延期となってございます。 ○渡辺ひであき 委員長  次に、過去の審査状況につきまして区議会事務局長より説明を求めます。 ◎区議会事務局長 本請願につきましては、意見書の提出を求めるものであり、意見書の提出については全会派の意見が一致することが必要ですが、意見が一致していないことから、凍結・継続となっているものでございます。 ○渡辺ひであき 委員長  ただいま事務局長から説明がありましたとおり、本請願につきましては、前回まで凍結・継続となっております。  本件につきましては、引き続き凍結・継続といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○渡辺ひであき 委員長  御異議なしと認め、凍結・継続とすることに決定いたしました。  次に、(2)2受理番号1 沖縄県民投票の結果を尊重するよう国に意見書の提出を求める陳情を単独議題といたします。前回は継続審査であります。  まず、執行機関に説明を求めます。
    ◎総務部長 総務部の資料4ページをお開きください。  件名は、2受理番号1 沖縄県民投票の結果を尊重するように国に意見書の提出を求める陳情でございます。  所管部課名は、記載のとおりでございます。  この陳情の要旨でございますが、地方自治の尊重を求める立場から、政府に対して沖縄県民投票で示された結果を尊重し、対話による解決を図ることを国に求める意見書の提出を求めるというものでございます。  内容及び経過の方が非常に長くなっておりますけれども、最後のところで確認をできるかと思いますので、7ページをお開きくださいませ。  これまでの経過に加えて、最新の情報ですと、令和2年3月26日、沖縄県が裁決取消しを求めた訴訟の上告審判決で、最高裁は県の上告を棄却するということにしております。  また、同年の4月21日、国が新基地建設予定地の地盤改良のための工事の設計変更を沖縄県に申請したというのが、最新の状況でございます。 ○渡辺ひであき 委員長  次に、過去の審査状況について区議会事務局長より説明を求めます。 ◎区議会事務局長 本陳情につきましては、今までの歴史的背景や基地の建設状況等を勘案しながら、今後も十分議論が必要であることから、継続審査となっているものでございます。 ○渡辺ひであき 委員長  それでは質疑に入ります。  何か質疑はございますか。 ◆はたの昭彦 委員  1点だけ質問させてください。  最後の4月21日に沖縄県が地盤改良工事のための設計変更を申請したという中で、今回の地盤改良設計変更の中で、埋立てに使う土地を沖縄南部の沖縄戦で犠牲になった方の遺骨がまだ含まれているような土地を活用するみたいな話が出ているのですけれども、それについて区で分かることがあったら教えてください。 ◎総務課長 現在、政府の方は、県内、県外どちらから調達するかということも含めてまだ決定をしていない、確定をしていないと答えているところでございます。 ○渡辺ひであき 委員長  他に質疑なしと認めます。  次に、各会派の意見をお願いします。 ◆せぬま剛 委員  今、最後に、辺野古の埋め立てる土地に関して政府は検討中という話がありました。  実は、私どもが伺っていると、沖縄県というのは誠に激戦地で、まず、島内そこらじゅうから遺骨が出てくるのが現状だと聞いています。今までも、埋立て土木の事業者は、その焦土をできる限り取り除いて、そしてそれらを適切に管理し、また埋め戻したりしていると伺いました。  そういうことでなければ、沖縄では土木工事が成り立たなくなっちゃう、だから当然に遺骨に対する畏敬の念を持って接しているんだろうな、御苦労だなと思いつつ、この事業の進展を見守っておりました。  そういうもろもろの諸事情の中で、ほかは申しませんが、このような事態に今なっているという状況を見守っていきたいと思いますので、継続で。 ◆くぼた美幸 委員  継続でお願いします。 ◆はたの昭彦 委員  政府は、当初、沖縄の辺野古の埋立てについては、南部の遺骨等が含まれている残土については活用しないという方針を持っていました。しかし、なかなか県外からの調達が困難な中、南部での土の活用を検討し出したということは、本当に許せないことだと思います。  そもそも日本国内の97%の米軍基地の負担が沖縄に集中しているということを更に広げるような辺野古への移設はもともと反対ですので、本陳情については採択を求めたいと思います。 ◆おぐら修平 委員  継続でお願いします。 ◆土屋のりこ 委員  6月23日、ちょうど沖縄県の慰霊の日ということでしたが、沖縄県現地の方で遺骨を収集するボランティアの方の話も聞きまして、南部で今大きく崖が削られているというのをドローン等々で調査をして、そういった中でこういった亡くなった方の骨を海に埋めてしまうというのもいかがなものかという今の現地の現状等も耳にしています。  そういった中ですし、そもそも自治体自ら治める、自治体が決めるというのが本旨でしょうから、この陳情は採択を求めたいと思います。 ○渡辺ひであき 委員長  それでは採決いたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○渡辺ひであき 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。  次に、(3)2受理番号8 新型コロナウイルスの収束まで区立施設の使用料の半減を求める請願を単独議題といたします。前回は継続審査であります。  まず、執行機関に説明を求めます。 ◎総務部長 それでは、資料の8ページをお開きください。  件名は、2受理番号8 新型コロナウイルス収束まで区立施設の使用料の半減を求める請願です。  所管部課名は、記載のとおりでございます。  請願の要旨でございますが、足立区立の施設について、新型コロナウイルス収束まで半額とする措置を講じることを求めるものでございます。  これまでの主な経緯は、これも変わってございませんので、9ページのところの現在の最新情報のところをお伝えしたいと存じます。  現在の状況、区が定めるガイドラインに基づき、屋内施設における施設利用及びイベント等の開催制限につきましては、大声での観戦などがないことを前提とする場合には、収容率を100%以内、人数の上限を収容定員の100%以内としております。それ以外につきましては、双方50%という制限を掛けております。  利用時間は、一部の施設で午後9時となっておりますが、基本的には午後8時までということになってございます。 ○渡辺ひであき 委員長  次に、過去の経緯につきまして区議会事務局長より説明を求めます。 ◎区議会事務局長 本請願につきましては、新型コロナウイルスの今後の見通しがつかない状況でもあることから、継続審査となっているものでございます。 ○渡辺ひであき 委員長  それでは質疑に入ります。  何か質疑はございますか。 ◆はたの昭彦 委員  1点だけ、今般、インド発生のデルタ株の流行ですとか、昨日ニュースを見ていたら、デルタプラスとかいうワクチンがあまり効きづらいようなウイルスも新たに国内で発見されたという話が来ております。  また、このところ感染者数がまた右肩上がりで増え続けるという中では、非常に先行きが不透明かなと思います。  今後も、本陳情は新型コロナウイルス収束までという話ですけれども、今後は、新しい生活様式として密を避ける必要があるということはずっと続くのだと思います。  そういった中で、区民の生涯学習活動を旺盛に行う必要があると思いますが、いかがでしょうか。 ◎危機管理部長 コロナウイルスの感染状況については、今、はたの委員御発言のとおり、なかなか先行きが読めない状況だということは我々も認識しております。  そうした状況下においても、るる規制は掛かっておりますが、個々の方々が生涯学習活動をしていただくのは重要なことだと認識しております。 ◆はたの昭彦 委員  だから、そういう中で、今後、密を避けながら定員数を見直すとか、それに伴う利用料の見直しなども必要かと思うのですが、それについてはいかがでしょうか。 ◎危機管理部長 これまでも御答弁をさせていただいておりますけれども、当面の間は少し様子を見させていただいて、やはりこれが何年も続くのだということになれば、当然そこについては施設の利用の在り方、値段の在り方については検討すべきとは思っております。 ○渡辺ひであき 委員長  よろしいですか。 ◆土屋のりこ 委員  今、現状で、例えば利用料を半額にした場合、どれくらいの金額の影響が出ますか。 ◎工藤 副区長  現在、地域のちから推進部の方で、どれぐらいになるのかというのを算定しているところでございます。 ○渡辺ひであき 委員長  よろしいですか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○渡辺ひであき 委員長  他に質疑なしと認めます。  次に、各会派の意見を願います。 ◆せぬま剛 委員  継続です。 ◆くぼた美幸 委員  継続でお願いします。 ◆はたの昭彦 委員  施設の利用については、いろいろ人数制限をされている、部分的に緩和はありますけれども人数制限がされている部分もあるということで言えば、施設利用料はその分減じてくれというのは当然だと思いますので、この陳情についても採択を求めます。 ◆おぐら修平 委員  継続でお願いします。 ◆土屋のりこ 委員  趣旨としては賛成したいところですけれども、どれくらいの影響が出るかということを教えていただけたらと思いますので、今回は継続ということにしておきます。 ○渡辺ひであき 委員長  それでは、これより採決いたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○渡辺ひであき 委員長  挙手多数であります。よって、本件は継続審査とすることに決定をいたしました。  次に、(4)2受理番号22 異性・同性パートナーシップ制度の制定に向けた取組の推進等に関する陳情、(5)2受理番号23 事実婚を含むパートナーシップ宣誓制度の導入等を求める陳情、(6)2受理番号25 足立区差別禁止条例の制定を求める陳情、以上3件を一括議題といたします。前回は継続審査であります。  まず、執行機関に説明を求めます。 ◎総務部長 それでは、資料の10ページをお開きください。  件名、2受理番号22 異性・同性パートナーシップ制度の制定に向けた取組の推進等に関する陳情です。  所管部課名は、記載のとおりでございます。  陳情の要旨は、異性・同性パートナーシップ制度等の制定に向けた取組を推進すること。区職員に対して区長が異性・同性間のパートナーシップを認定した場合、慶弔制度等において配偶者と同等の扱いをする制度等をつくること。区立学校において、性の多様性等を含めた包括的性教育を推進すること。区内生涯学習施設等において、性の多様性を含めた包括的性教育・学習を推進することでございます。  特に、最新の情報を中心に御説明をさせていただきます。  まず、1のパートナーシップ制度につきましては、今回、(2)を追記しております。東京都パートナーシップ制度導入自治体ネットワークを結成いたしまして、自治体間連携を進めてまいりたいと考えております。  また、2番、中ほどの性的マイノリティーに関わる職員の慶弔休暇等につきましては、関連の規則を改正するなどいたしまして、特別休暇等の適用対象といたしました。  更に、足立区職員の同性パートナーを有する職員に係る休暇に関する取扱要綱を新たに制定しまして、アウティングの防止なども定めているところでございます。  それから、11ページに移りたいと思いますが、4番のところでございます。区民への性の多様性に関する啓発につきましては、啓発のセミナー等に加えまして、SNSの活用と併せてLGBTに関するリーフレットを作成して配布し、講座の資料などとしても活用していくことを予定しております。  最後に、5番になりますが、(4)のところに記載をしておりますけれども、足立区LGBTガイドラインの発行をいたしました。こういったガイドラインを活用しまして、職員が正しい知識を身に付けて、適切な対応ができるようにしていきたいと考えております。  また、一括ということでございますので、続きまして、総務部の資料の12ページをお開きくださいませ。  件名、2受理番号25 足立区差別禁止条例の制定を求める陳情でございます。  所管部課名は、記載のとおりでございます。  陳情の要旨は、あらゆる属性にかかわらず、人権を尊重し、差別を許さないまち作りをすすめるため、差別禁止条例を制定するよう求めるというものでございます。  国の人権に関わる主な法整備が少しずつ進んでいるところでございます。特に、2番に記載をしておりますが、近年の東京都内及び東京都周辺自治体の差別解消に関する主な条例の両方を追加をさせていただいております。  (1)の表の2つ目の事項になりますけれども、人権を尊重しみんなが生きやすい狛江をつくる基本条例の記載を追記いたしました。狛江市の条例制定ということでございます。  それから、性的マイノリティーの差別解消等々の取組につきましては、13ページの方にるる記載をしておりますけれども、特に(3)性的マイノリティーの差別解消を特徴とした条例としましては、この3つ目になります。豊島区男女共同参画推進条例の改正、あるいはその下の国立市女性と男性及び多様な性の平等参画を推進する条例の改正などが行われているところでございます。 ◎地域のちから推進部長 地域のちから推進部資料2ページを御覧ください。  件名、2受理番号23 事実婚を含むパートナーシップ宣誓制度の導入等を求める陳情でございます。  所管部課名は、表記のとおりでございます。  陳情の要旨でございますが、2つございます。1つは、事実婚を含むパートナーシップ宣誓制度を導入し、足立区として公に承認する方策を取ること。2つ目が、同じ趣旨の制度を持つ自治体から足立区に転出入をしたカップルがその手続の負担を軽減するために、事実婚を含むパートナーシップ宣誓制度自治体間の相互利用の実施を検討することでございます。  内容及び経過でございますが、1、区におけるパートナーシップ制度の取り組み状況でございますが、本年2月にLGBT当事者からの意見を伺った上で、足立区パートナーシップ・ファミリーシップの宣誓の取扱いに関する要綱を制定しまして、本年4月から制度の運用を開始したところでございます。宣誓数は、令和3年5月末日現在で13件でございます。  また、参考までに、全国におけるパートナーシップ制度の現状につきましては、導入は103自治体、そのうち都内導入自治体は12区市でございます。  続きまして、2、事実婚を含むパートナーシップ宣誓制度自治体間相互利用の実施についてでございますが、本年5月に導入自治体によるネットワークを形成しまして、第1回のオンライン会議を5月19日に開催したところでございます。  今後も、LGBT施策の質的向上や情報共有できるように、不定期でございますが、会議を開催して継続的に研究、検討を進めていくところでございます。 ○渡辺ひであき 委員長  過去の経緯につきまして、区議会事務局長より説明を願います。 ◎区議会事務局長 本陳情3件につきましては、区民への普及啓発についてなど、今後も議論を深める必要があることから、継続審査となっているものでございます。 ○渡辺ひであき 委員長  それでは質疑に入ります。  何か質疑はございますか。 ◆はたの昭彦 委員  1点だけ、ガイドラインが作成されて本当によかったなと思うのですけれども、ただ、当事者団体から様々な御指摘を受けて、今、ホームページのアップを一時中止をしているということです。様々な意見を聞いて、ブラッシュアップをして発展させていくことが必要だと思いますので、是非、修正の上、なるべく早くホームページにも掲載していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎総務部長 LGBTパートナーシップ等々の問題、非常に難しいなというふうに感じてございます。
     ただ、当事者の方から有効な御意見などもいただいておりますし、様々なところに耳目を傾けるということは非常に大事なことだと考えておりますので、修正すべき点は修正し、速やかにアップしたいと考えてございます。 ○渡辺ひであき 委員長  よろしいですか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○渡辺ひであき 委員長  他に質疑なしと認めます。  それでは、各会派の意見を求めます。 ◆ただ太郎 委員  全て継続で。 ◆くぼた美幸 委員  全て継続でお願いします。 ◆はたの昭彦 委員  議会として採択をして積極的に意思表明をしていく必要があるということで、全て採択を求めます。 ◆おぐら修平 委員  内容については、私も採択すべきものだと思うのですけれども、一方で、今、パートナーシップ制度の制定だとか、自治体間の相互利用についてだとか、またほかの自治体とも協議しながら連携しなければいけない案件もありますので、継続審査しながら、また執行機関の皆様からもこの状況を随時、報告をいただきながら、この場で議論を深めてしっかり進めていくような形でできればと思います。継続でお願いします。 ◆土屋のりこ 委員  温かく見守りながら前進をさせていきたいという思いを込めて、全部、採択を求めます。 ○渡辺ひであき 委員長  それでは、一括採決をいたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○渡辺ひであき 委員長  挙手多数であります。よって、本件は継続審査とすることに決定をいたしました。  次に、受理番号9 原爆歴77年にオリンピックパラリンピックを行わないことについての陳情を単独議題といたします。  本件は、新規付託でありますので執行機関の説明を求めます。  また、報告事項(2)東京2020オリンピックパラリンピック競技大会関連の報告についてが本陳情と関連しておりますで、併せて説明をお願いいたします。 ◎政策経営部長 それでは、政策経営部の総務委員会陳情資料の2ページを御覧ください。  件名が、受理番号9 原爆歴77年にオリンピックパラリンピックを行わない事についての陳情でございます。  陳情の要旨としましては、陳情が出されたのが緊急事態宣言中ということもあり、このような状況下でオリンピックパラリンピックを行うことは困難であり、足立区議会として、日本政府、東京都、大会組織委員会に意見書を提出すべきとの趣旨でございます。  東京2020大会の開催につきましては、国際オリンピック委員会(IOC)、大会組織委員会、東京都などが合議の上判断するものと認識をしております。  3ページでございます。  現在の東京2020大会開催の考え方でございますが、6月21日に記載の5者協議が開催されまして、大会会場の観客数の上限を収容定員の50%以内で最大1万人とする方針を定めました。  また、緊急事態等が出ている場合には無観客も含めて対応するという方針が出されております。  東京都内のオリンピック聖火リレー実施につきましては、報告資料の方で御説明させていただきます。  続きまして、政策経営部の総務委員会報告資料の3ページを御覧ください。  東京2020オリンピックパラリンピック競技大会関連の報告についてでございます。  1点目が、今ありました東京2020オリンピック聖火リレーについてでございます。  足立区では7月18日に予定されており、都内では7月9日から7月23日までが聖火リレーの日程になっておりますが、昨日というか、今朝の早朝、東京都の方から、7月9日から7月16日の公道の走行を見合わせるという報告がございました。7月17日以降、当区も含めて18日は、約2週間ほど前に決定をして報告するというメールがありましたので、御報告させていただきたいと思います。  ただ、正式に決定されるまでは、実施に向けた準備を継続して続けていきたいと考えております。  1番の聖火リレーサポーターにつきましては、区民の方から704名の応募がありまして、従事者に対して6月22日に東京都の資料をお送りしました。基本的には、お集まりいただけないのでYouTubeでの説明会というところで、視聴できない方に関しましては、7月10日、11日に足立区の方で会場設置して説明する予定です。  当日は、6時間の従事がありますので、国道4号線沿いに20か所の休憩テントと、マスク、携帯消毒液等を配布して、熱中症対策も含めて実施していきたいと考えております。  また、サポートランナーにつきましては、これは最後のセレブレーション会場で最終ランナーとして伴走する小学生を20名募集したところ、1,887名の応募がありまして、4ページに記載のとおり、1年生から3年生まで10名、4年生から6年生まで10名の計20名を選出いたしました。今後、こちらの方についても7月10日に説明会を実施してまいります。  セレブレーションの実施につきましては、大会組織委員会と東京都が主催で開催しますが、ステージプログラムの記載にありますように、足立区としましては、和太鼓グループ彩、成人の日の集いでもお呼びしましたが、こちらの方に出演していただく予定でスケジュールを組んでおります。  観覧者の募集についてですが、当初、来場者総数1,700名の予定だったところ、50%の入場規制で850人というところで、一般観覧者は東京都が一括して募集というふうに周知されているのですが、現状、大会の詳細が分からないということで、東京都もまだ募集をしていないような情報をいただいております。  交通規制につきましては、別途チラシをお配りしましたが、国道4号線沿い、16時05分から19時までの交通規制が入る予定でございます。  また、パブリックビューイングにつきましては、本来であれば足立区主催でゆかりの選手を応援したいところですが、こういう感染状況を鑑みまして、人流を抑制して感染を防ぐ観点から中止とさせていただきたいと考えております。  なお、あだち広報7月10日オリンピック特集号で、御自宅での応援を周知しているところでございます。  最後に、オリンピックパラリンピック大会チケット活用につきましては、当初は、大会の機運醸成というところで購入を希望したところですが、大会延期とか、今の新型コロナの感染状況含めて、(2)にありますように、チケットの購入方針を変更させていただきました。  また、既に当選者が決まっているもの、あとは観戦を自ら希望する中から公平に配布を希望する方、こちらの広報でのプレゼント企画のみに絞らせていただきたいと考えております。  7ページにありますように、チャレンジ学級の生徒にも御用意しようという考えがありましたが、小・中学校の学校観戦が中止になりましたので、こちらの枚数についても、広報紙でのプレゼントの方に組み込ませていただきたいと考えております。  なお、スポーツ議連の議員の視察用に各議員の方にトランポリン競技のチケットを用意していたのですが、議連の会長である古性議長と御相談させていただきまして、この状況であるということなので、これも同じく広報紙のプレゼント企画の方に組み込ませていただければと考えております。御了承よろしくお願いいたします。 ○渡辺ひであき 委員長  何か質疑ございますか。 ◆せぬま剛 委員  あっちも中止、こっちも中止で、せっかく準備して、これだけ世界の祭典を楽しみにしていた中に、苦渋の決断をそれぞれの担当がされて、思い出づくりもレガシーもへったくれもなくなっちゃったという中で、確認ですが、7月18日の聖火は、先ほど伺いましたら粛々と東京都のやり取りもあるようですが、準備は万端に進んでいるという認識でいいですか。 ◎政策経営部長 正式な決定が出ない限りは、粛々と進めていきたいと考えております。 ◆せぬま剛 委員  18日に足立区を挙げて、挙げるんですがほとんど縮小して、そして市場での祭典は、今、言ったようにこれも相当な縮小ということで、これも東京都の方で募集するということですけれども、それだけで何も分かりませんというのでは済まないので、どの程度まで分かっているのですか。 ◎報道広報課長 オリンピックパラリンピック担当を兼務しておりますので、私の方から答弁させていただきたいと思います。  大変申し訳ないのですが、本当に東京都が一括して募集するという情報のみで、いつから募集するとかそういった情報は、今日の朝時点では、すみません、ございません。 ◆せぬま剛 委員  主催が東京都だからしようがないかということですけれども、とにかく7月18日に向かって、この日光街道が粛々とその事業が遂行されますことを心から祈っておりますし、皆さんもどうぞ正しく恐れ、正しく行動していくという大原則で、無事に成功に終わることを祈念申し上げます。共に頑張ってまいりたいと思います。  意見も言ってしまっていいですか。 ○渡辺ひであき 委員長  いえいえ。 ◆せぬま剛 委員  では、終わります。 ○渡辺ひであき 委員長  他に。 ◆くぼた美幸 委員  私もこの聖火リレーですが、ごめんなさい、ちょっとさっき聞き漏らしちゃったけれども、いつからいつまで見合せたというのをもう一回教えて欲しいのですが。 ◎政策経営部長 失礼しました。都内で走行を予定していた7月9日から7月16日まで、こちらの公道の走行を見合わせるという形、世田谷区も一部入っているのですが、市町村を中心に公道の走行を中止と。 ◆くぼた美幸 委員  要するに、16日までの市区町村の公道での走りのをやめたということですね。だから、足立区は18日だから、それには当たらないから粛々と進めるということですね。  あと、ボランティアの方、ワクチン接種の方はどんな感じになりますか。 ◎報道広報課長 実は、一時、東京都から、東京都は国がやっている大規模接種で打つという情報もあったのですが、現時点は各自で打っていただくようなことになっております。 ◆くぼた美幸 委員  そうすると、この704名、職員も50名足しますけれども、その方々は個々の判断になっちゃうのですか。区として、その辺の責任というか、責任で何とかしようということはしないのですか。 ◎報道広報課長 現時点では65歳以上の方は接種券が行っていますけれども、そういった形で接種券が届いた段階で打っていただくということで考えております。 ◆くぼた美幸 委員  1点だけですが、今、この下で2万5,000名を集めてやっていると思います。相当数余る部分もあると聞いています。ボランティアの方々をその辺に組み込むということも含めて、副区長いかがですか。 ◎工藤 副区長  本庁舎で大規模接種をやると設定した段階では、東京都の大規模接種会場でやるということでしたので、調査の対象に加えておりませんでした。  それで、今、確かに高齢者の接種数が意外と伸びていないということがございます。現在、既に3日までの優先接種の枠は位置付けていますけれども、その後ですと間に合わないということがありますので、これから募集できるのかどうか、それは検討させていただきます。 ◆はたの昭彦 委員  今、16日まで公道の走行は中止ということで、足立区は18日だから、今のところまだ分からないけれどもやる方向でということですが、ボランティアの熱中症対策とか、そういうことは気にされているのですけれども、公道走行をやれば観衆が集まるということで、今、3密ではなくて1密でも感染の危険があるということなので、その辺の対応と、ボランティアにどういう対応していただくのか、それと区の対応についてはどのようなっているでしょうか。 ◎報道広報課長 御意見どおりだと思います。もちろん来る方もあれなんですが、ボランティアの方の安全安心も考えなきゃなりませんので、基本的には密にならないように、公道に立っていただいてボランティアの方が指導していただくと。  ボランティアの方には、なるべく大声出さなくていいように、こういったプレート等を持っていただいて観客の導引をしていただきたいなと考えております。 ◆はたの昭彦 委員  区民に対しては、どういう呼び掛けするのですか。来ないでくださいと言うのですか、それとも家族1人にしてくださいみたいな、どうなのでしょうか。 ◎報道広報課長 非常に悩ましいところではありますけれども、今日の資料に交通規制のお知らせというものを資料に入れさせていただいたのですが、その右下に書いてあります。沿道では、密集を避け、マスクの着用うんぬんと。聖火ランナーの走行模様はNHKで放送されますので、ライブ中継を御覧くださいと。この2つが東京都と組織委員会の正式なアナウンスになっておりまして、私どもも可能な限りアナウンスしてまいりたいなと考えております。 ○渡辺ひであき 委員長  他に質疑はなしと認めます。  次に、各会派の意見をお願いします。 ◆ただ太郎 委員  東京オリンピックパラリンピックについてということです。オリンピックまでの期間1か月を切っているということを考えますと、今日はしっかりとマルかバツかということで付けていかなければならない陳情だと思います。  この陳情の趣旨に賛同することはできませんので、我が会派としては不採択とさせていただきます。 ◆くぼた美幸 委員  この陳情に関しては、もう既にオリンピックは、今も質疑をさせていただいたとおり、開催の方向というふうに私どもも思っておりますし、また、そうしていただきたいと思いますので、この陳情に関しては不採択とさせていただきます。 ◆はたの昭彦 委員  オリンピックパラリンピックについては、この陳情の趣旨は大いに賛同できるのですけれども、やはり原爆歴77年という表現や、この陳情の中身の表現についてはもう少し考える必要があるということから、立場としては継続を表明したいと思いますが、この後、直ちに採決を求めるのであれば採択を求めたいと思います。 ◆おぐら修平 委員  こちら不採択でお願いします。 ◆土屋のりこ 委員  継続でお願いします。 ○渡辺ひであき 委員長  それでは、これより採決であります。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○渡辺ひであき 委員長  挙手少数であります。よって、この後採決をいたします。  本件は、採択すべきものとすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○渡辺ひであき 委員長  挙手少数であります。よって、不採択とすべきものとすることに決定いたしました。  以下の審査に直接担当でない執行機関の退席を認めます。       [執行機関一部退席] ○渡辺ひであき 委員長  皆さん、2時間経過しましたので、10分程度休憩を取りたいと思います。       午後零時02分休憩       午後零時08分再開 ○渡辺ひであき 委員長  それでは、皆さんおそろいですので委員会を再開いたします。  次に、所管事務の調査を議題といたします。  (1)公共施設等総合管理計画の進捗管理と個別計画の策定に関する調査を単独議題といたします。  執行機関の説明を求めます。 ◎施設営繕部長 私からは、総務委員会資料の施設営繕部の2ページをお開き願います。  件名、所管部課名につきましては、記載のとおりでございます。  足立区公共施設等総合管理計画に基づく「個別計画」【一般施設編】でございますけれども、これは今年の3月に策定し、既に皆様方に御案内を申し上げております。  今後、中期財政計画の改定に合わせて、個別計画の精査を行ってまいります。その時点で変化がございましたら、また委員会の方に報告させていただきます。 ○渡辺ひであき 委員長  何か質疑はございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○渡辺ひであき 委員長  質疑なしと認めます。  次に、(2)公社等の決算に関する調査についてを議題といたします。
     さきの議会運営委員会で公社等の決算に関する調査につきましては、それぞれの所管の常任委員会で行うことに決定いたしました。  つきましては、足立区土地開発公社の令和2年度決算について本委員会の調査事項とすることとし、本調査を閉会中に実施したいと思いますが、御異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○渡辺ひであき 委員長  御異議ないと認め、さよう決定いたしました。  次に、(3)令和3年度地方都市行政調査についてを議題といたします。  現在、本調査の実施については、各会派で検討を進めていただいており、結論は出ておりませんが、本調査を実施する必要が生じたときには、さきの各種委員長会において示された10月20日水曜日から22日金曜日の間で、調査事項、調査都市等を踏まえた上で、今後、日程等を決定したいと思います。御異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○渡辺ひであき 委員長  御異議ないと認め、さよう決定いたしました。  なお、本調査を実施することになった場合には、調査事項、調査都市の御希望等の提出方法について、改めて事務局から各委員に連絡をいたしますので、よろしくお願いをいたします。 ○渡辺ひであき 委員長  次に、報告事項を議題といたします。  (1)足立区転入者アンケート調査の実施について、(3)行政手続のオンライン申請等の拡充について、(4)区保有データの外部提供に関する手引きの制定について、(5)公募型プロポーザルの実施について、(6)足立区シティプロモーション戦略方針の改定について、以上5件、政策経営部長から後で報告を受けます。  (7)施設使用日の変更に係る規定の整備に伴う条例施行規則の一部改正について、(8)追加報告「足立区特定事業主行動計画」の改定について、(9)令和2年度の内部統制の取組み状況及び令和3年度の運用について、(10)令和2年度のコンプライアンス推進の取組み状況及び令和3年度の運用について、それぞれ執行機関から説明を求めます。 ◎政策経営部長 政策経営部の資料2ページを御覧ください。  足立区転入者アンケート調査の実施についてでございます。  若い世代の当区からの転出要因、当区への転入要因を把握するために、記載の調査対象の方にアンケート調査を行います。  調査については、7月に調査票を発送して、1月の総務委員会で結果を御報告する予定でございます。  続きまして、9ページ、行政手続のオンライン申請等の拡充についてでございます。  現在、オンライン申請の拡充及び押印の廃止について取組を進めておりますので、進捗状況の報告でございます。  各オンラインの拡充、押印の廃止の進捗状況については、表に記載のとおりでございます。  3番のオンライン申請システムの公募型プロポーザル実施状況につきましては、1のオンラインの取組状況にある令和3年度220のオンライン拡充に向けて、新たなオンラインシステムを構築するためにプロポーザルを実施しているものでございます。  10ページを御覧ください。  新システムの主な機能、提案上限額の内容は記載のとおりです。  選定状況ですが、2者から参加表明がありまして、昨日、最終選定委員会を開催しました。その中で、株式会社TKCが契約候補者事業者に選定をされましたので、今後、手続の事務を進めていきたいと考えております。正式な詳細な報告につきましては、次回総務委員会で御報告させていただきたいと考えております。  続きまして、資料の16ページを御覧ください。  区保有データの外部提供に関する手引きの制定についてでございます。  現在、区が保有するデータにつきましては、データを管理している所属が、提供先と調整を行ってきましたが、区として統一的な手続や方針を定める必要がありましたので、今般定めたものでございます。  基本的には、申請者の資格やデータ提供に関する審査を足立区データ適正利用活用推進会議で審議をして提出するものでございます。  今後は、区内6大学をはじめ、共同研究の実績がある大学や研究機関に周知を図っていきたいと考えております。  続きまして、18ページでございます。  公募型プロポーザルの実施についてでございます。  こちらにつきましては、現在、区の情報システムの開発・改造に関わる分析・評価・助言につきましては、情報統括責任者補佐(CIO補佐)が会計年度任用職員1名で実施をしておりましたが、国からの様々な計画によりまして、新たな技術等広範囲の専門知識を得るにはやはり組織的な支援が必要だというところで、会計年度任用職員に頼るのではなく、業務委託の形でこの業務を進めていきたいと考えております。  業務委託内容、履行期間につきましては、記載のとおりでございます。9月上旬から中旬にかけて最終選定委員会を実施しまして、委託事業者を決定していきたいと考えております。  続きまして、20ページでございます。  足立区シティプロモーション戦略方針の改定についてでございます。  今般、第3次シティプロモーション戦略方針を策定しましたので、御報告するものでございます。  こちらの改定理由につきましては、やはり区のマイナスイメージがまだどうしても払拭できませんので、こちらを完全に払拭して、更にプラスのイメージに転換を図るものでございます。  基本的には、シティプロモーション課の内規的なものから、庁内全般的な全ての事業課が主体的にシティプロモーションを実施してくための戦略方針の改定でございます。 ◎総務部長 総務部の委員会報告資料を御覧ください。  2ページになります。  件名でございますが、施設使用日の変更に係る規定の整備に伴う条例施行規則の一部改正についてでございます。  所管部課名は、記載のとおりでございます。  本案件についての改正理由ですが、新型コロナウイルス感染症対策や、使用する方の責任によらない理由又は施設管理者が相当であると認めた理由によって施設を使用できなくなったときに、使用者からの申出により使用の日時を変更することができるようにするためでございます。改正する対象の規則は、3ページのとおりでございます。  これにより、一度支払を振り戻してもう一度手続をしてお金をお支払いただくといった面倒な対応がなくなりますので、利便性の向上に努めてまいります。  ここで、大変申し訳ございませんが、資料に訂正がございまして、大変恐縮ですが、訂正をお願いいたします。  4ページになりますが、足立区生涯学習センター条例施行規則の一部を改正する規則の新旧対照表の中で、改正後という欄のところを御覧ください。こちらの中ほどに、5行ほど下線が引いてある部分がございますが、線が引いてある5行目、様式第2号の2と括弧書きであるところでございますが、こちらの項番が間違っておりまして、「2号の2」を「2号の3」と訂正をしていただければと思います。  更に、下から3行目のところになりますが、様式の記載のところですが、様式第1号から様式第2号となっております。括弧書きで現行のとおりとなっておりますが、この「2号」と「現行のとおり」の括弧の間に「の2」というふうに御訂正をお願いしたいと思います。  更に、次の行の様式第2号の2というところの2号の「2」の部分、これについて「3」となります。  訂正が多く発生いたしまして、大変申し訳ございませんでした。今後、このようなことがないように注意してまいります。  次に、私からは、総務委員会の報告資料の追加の部分について御説明をさせていただきたいと存じます。  総務委員会報告資料追加で、総務部という資料を御覧くださいませ。  件名でございますが、【追加】「足立区特定事業主行動計画」の改定についてでございます。  所管部課名は、記載のとおりでございます。  特定事業主行動計画が、昨年までの計画は終了となりました。令和3年からの5年間の第四次となる計画を策定いたしましたので、報告いたします。  この計画は、区の職員を対象に、働きやすい職場環境の構築や女性活躍推進の取組を進めていくためのものでございます。  内容としましては、超過勤務や年次休暇の取得、女性職員の活躍、ハラスメント、LGBTといった観点から、課題を認識し、解決に向けて目標を設定しているものでございます。  この取組を行うに当たっては、別添の計画を策定しているところでございます。お目通しいただければと思います。  今後の方針でございますが、職員に周知するとともに、外部にも周知をしてまいります。 ◎ガバナンス担当部長 私からは、ガバナンス担当部の取組について2点御報告をさせていただきます。  まず、総務委員会報告資料の18ページを御覧いただければと思います。  これは、令和2年度の内部統制の取組み状況及び令和3年度の運用についてです。  1番のところに書かせていただいたように、事故・ミスにつきましては、昨年度10件ほど減少しております。ここ3年間減少傾向にはございますが、内訳に書かせていただいているように、まだ多数の事故が発生してございます。  また、特に事務ミスで印刷物の誤植等が減ったということと、個人情報の漏えい等について10件ほど増えてしまったというところが顕著な傾向でございます。  19ページを見ていただきますと、令和2年度どういう取組をしたかということで3点書かせていただいております。まず、事故が発生しますと、所管と一緒にその原因の深掘りをさせていただいて、(2)にありますように、それを全庁的に展開していくような取組をしております。  今回、印刷物のチェックリストを全庁的に展開していきましたので、こういった印刷物の誤植の減少につながったのではないかと評価しているところでございます。  ただ、まだ課題もございますので、令和3年度につきましては、特にそういった課題を中心に対応していきたいと思っております。  19ページ下の方の令和3年度の内部統制運用についてでございますけれども、20ページを見ていただいて、新しく地方自治法にのっとった内部統制制度が始まりますので、ここのところを強調して進めていきたいと思っております。  続きまして、2点目は、令和2年度のコンプライアンス推進の取組み状況及び令和3年度の運用について、21ページから御報告いたします。  取組状況につきましては、(1)にまとめさせていただきました。  特に、一番下の(2)のところでございますけれども、昨年度新しい研修を取り入れまして、特に入札に関する不祥事がありましたので、法令に関する研修を取り入れて、特に技術職中心の方々に受講していただいたということです。これは、今後、全庁的に広げていく予定でございます。  令和3年度につきましては、今、申し上げましたような研修に加えて、啓発あるいは推進計画を見直しまして、こういったコンプライアンスが区民の信頼につながるような取組となるよう進めてまいりたいと思います。 ○渡辺ひであき 委員長  何か質疑はございますか。 ◆さの智恵子 委員  1点だけ質問させていただきたいと思います。  政策経営部の報告で、足立区の転出入者アンケート調査の実施ということでございます。令和2年6月から令和3年5月に当区から転出、転入した方、20歳から39歳ということで担税能力がある方たち、若い子育て世代の方たちの動向を調べるということは大変いいことだとは思いますけれども、こちら3,000名、2,000名を無作為に抽出するとございますが、この期間にこの対象者の方たちが実際に転出、転入された方はどのぐらいいらっしゃるのでしょうか。 ◎政策経営課長 すみません、正確な詳しい数字ではないのですが、2020年に足立区から転出された方が約3万3,000人ぐらいいらっしゃいます。  すみません、20歳から39歳で転出超過の数しか分からないのですが、転出超過になっている数がおおよそ4,000人弱ぐらいです。その方々がどれぐらい回答いただけるか分からないですけれども、抽出をしてアンケートさせていただきたいと思っています。 ◆さの智恵子 委員  突然、数字の質問で申し訳ございません。大体約10分の1ぐらいの方たちが転出入、かなり多くこの方たちの年代が動いているということでこの調査になったということではございますが、アンケート直前には回答を促すはがきも送ってということでございますが、この方たち、アンケートをしたときに何かもらえるとかというインセンティブはあるのでしょうか。 ◎政策経営課長 その点、内部でも議論をしました。ちょっと俗っぽい言い方になりますが、あめのようなものをあげた方がいいのかなという意見もあったのですけれども、今回はそのような対応はいたしません。  ほかの区も、このような調査をやるときに物品等を渡しているところも渡していないところもあるのですが、私たち、今回、ウェブでも回答が可という形にさせていただいて、ほかの区はあまりこのような形はしていません。より回答しやすい形を取って、回答率を促していく方法を今回は取らせていただきました。 ◆さの智恵子 委員  分かりました。多分、出ていく方は、足立区から出ていって関係なくなるということでは何もなくても、これからの結果にはなるかと思いますけれども、特に足立区に転入された方というのは、これから足立区のことを知っていくという意味もございますので、例えばですが、区内の施設の利用券を贈って足立区のことを知っていただく、また好きになっていただくという機会にもなるかなとは思いますので、できましたら、この終了後でもいいですけれども、何か高価なものを差し上げるというよりは、足立区を知っていただくものを何か贈っていただければいいのかなと思ったのですが、いかがでしょうか。 ◎政策経営課長 今回のその戻り具合等も見させていただいて、それがあまり芳しくないようであれば、そのような対応も考えていきたいなと思いますが、まずはやらせていただいて状況を見たいと思います。 ◆さの智恵子 委員  分かりました。是非、結果を楽しみにしたいと思うのですが、また、この調査から見えてきた課題を今後どのような政策への展開を考えていらっしゃいますでしょうか。 ◎政策経営課長 どのような回答になるか、そこはやってみないと分からない部分もありますけれども、担税力のある方々ということも念頭にありますので、できる限り足立区にとどまっていただけるような施策、何かPRが不足しているようなことで転出されているのであれば、施策のPRの強化等も考えていかなければいけないと思っています。 ◆さの智恵子 委員  最後にしますが、足立区に越してみえた方が足立区を好きになるような、そんな政策の転換をお願いしたいと思います。 ○渡辺ひであき 委員長  他に質疑ございませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○渡辺ひであき 委員長  他に質疑なしと認めます。 ○渡辺ひであき 委員長  次に、その他を議題といたします。  何かございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○渡辺ひであき 委員長  質疑なしと認めます。  以上で、総務委員会を終了いたします。       午後零時26分閉会...